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  作者: ミミヨシ
マサキの場合
19/21

9

日曜日、マサキは新入女子社員と一緒に朝を迎えた。最近帰りが遅いのはこの女子社員とデートをしていたからだ。実はこの女の子はマサキのバンドのファンでライブにもちょくちょく来ていた。

「それじゃあもう行くよ。またメールする」マサキは化粧をしている女子社員にあいさつをして部屋を出た。

マイにメールをする。『これから電車に乗るよ。夕方には帰るから』

『わかった。夕飯用意して待ってるね』

マサキは電車に乗って家まで向かった。


マイはメールを見た後、買い物へ行った。今日の食材を買う為だ。

(今日はこの前料理教室で教わったフレンチにしようかな。そんなの出したらマサキびっくりするねきっと)マイは鮮魚コーナーで魚を吟味した。

家に着いてさっそく下ごしらえを始めた。サーモンのムニエルに、温野菜のスープ、あとサラダなども付けてマイにしては今日は手が込んでいた。5品くらいになる予定だ。部屋の掃除も完璧だ。もちろんベッドのシーツも変えた。マサキが出張で疲れてるだろうと思い、元気の出る食事をと頑張った。


夕方、マサキが帰ってきた。「ただいまー、疲れたよー」

「おかえり!」マイはエプロン姿で出迎えた。「お風呂も沸いてるけどどうする?」

「お腹空いたから先に夕飯がいいな」

マイはテーブルに出来た料理を並べた。

「すごいね今日は。どうかしたの?」マサキは少しびっくりした様子。

「出張お疲れ様って事で今日は結構頑張ったんだよ」

ワインを呑みながら2人は食事を楽しんだ。食後、マサキは風呂へ行き、マイは脱いだ服を洗濯籠に入れていた。その時ワイシャツの襟に赤いシミを見つけた。(?)マイは水で擦ってみたが取れない。すぐに気づいた。口紅だった。


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