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マイはワイシャツを手に持ちながら、風呂のドアを思いっきり開けた。
「なにこれ!あんた浮気してるでしょ!」
「え?ああ、ばれたか」
「ばれたかってそんな態度で良いと思ってるの!?」マイはマサキに殴り掛かった。
マサキはそのパンチを胸に受け止めてうずくまった。「いてー、なにすんだよ」
「あんたが遅い夜もご飯作って待ってたりしたのに!家事だって完璧にこなそうと頑張ったのに!」さらにもう一発腹にパンチした。
「いてえって、もうやめてくれ」
「絶対許さない。もう別れる!」マイはワイシャツを投げつけて、そのまま家を飛び出た。
財布と携帯だけは持ってきていたから、その足で居酒屋へ入った。呑まずにやってられなかった。
1人でビールと焼き鳥を貪る。となりのおじさんが話しかけてきた。「お姉さん、なんか怒ってない?なんかあったの?」
「彼氏に浮気された……」
「ああ、そういうことか。まあ乾杯」焼酎の入ったグラスを傾けた。カチン、マイは乾杯した。
なんだか泣けてきた。DVされても許してここまで尽くしたのに捨てられたと思った。マイは携帯でサキとマホを呼び出した。この夜は深酒することになった。




