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最近うまくいっていたと思っている。マサキはやさしくなった。マイは家事を頑張っていた。でも最近マサキの帰りが遅い。忙しいのかもしれない。たまに土日を挟んでいなくなることもあった。
(最近忙しいのかな……。寂しいな)マイは洗濯物を畳みながら思った。
今日は土曜日だがマサキは居ない。マイは久しぶりに飲みに行くことにした。例の2人と。
「最近マサキ忙しいらしいんだよね。夜も遅いし」マイはビールジョッキを傾けながら愚痴っていた。
「そうなんだ。まさか浮気してたりして…、なんてね」サキはからかう様に言った。
「それは絶対ない!ちゃんと抱いてくれるし!」マイは少し怒った。
「まあまあ。仕事が忙しいなら仕方ないじゃん。マサキ君も夜遅くなるのは本望じゃないと思うよ」マホが間に挟んだ。
「うーん。そうだと思うんだよね。私が用意した夕飯も全部食べてくれてるし」
「まあ男ってわからないからねほんとに」サキはつまみの枝豆を食べながらボソッと言った。
3人はそれ以外の話も色々した。仕事の事、お互いの彼氏の事。やっぱり気の合う友達と呑むのは最高だとマイは思った。
「じゃあね。また呑みに行こうね」サキとマホは手を振ってマイと別れた。