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婚約破棄は計画的に

楽しんでいただけたら幸いです。

「セラフィーナ、お前との婚約を破棄する」


そう、この国の王子様が私に告げた瞬間、私の中で歓喜のラッパが鳴った。

婚約破棄、この時を18年間待ち続けたのよ!

しかしセラフィーナ・リタ・シュベリー公爵令嬢としての体裁を守るため私は泣き崩れる。

「そんな、そんなエリオット殿下そんなことってありませんわ!」

「お前の悪行は知っている。この愛しのルビーを虐げるもの顔などみたくもない。出て行け」

『愛しのルビー』、私は王子がこの言葉を発するたび笑いそうになるんだけどきっと私だけじゃないよね。今作のヒロインであるルビー・オルコットは私をかわいそうなものを見るような目で見た。実際外から見たらかなり可哀想な構図なんだけど。

「シュベリー様、私…」

「うるさいわねこの泥棒猫っ、あんたなんて死ねばいいのよっ!」

悪役にふさわしく、捨て台詞を吐きながら王子殿下とルビーが将来を誓い合っていた『誓の薔薇園』から逃げ出したのだ。


―ミッションコンプリート!

エリオット・アラム・ハートフィールドとルビー・オルコットが結ばれました。

今作はここで終了となります。


continue?


「ええ、もちろん!」


ひゃっほーい、と高らかにジャンプしながら私は頭の中で次回作のひとつである「美しき棘と水晶の君」

をクリックしたのだった。

誤字脱字の報告などありましたらおねがいします。

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