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「片づけが終わったら食堂に案内をする。腹が空いたろう?」
「ハイ、正直、お腹ペコペコです」
「じゃあ早く片付けるんだな」
光が恥ずかしそうに答えると、亮夜が初めて微笑を浮かべた。
その後、片づけが終わった光は亮夜に連れられてエレベータに乗り、13階にある食堂に向かった。
「うわあ、広い」
「ここは寮に住む隊員全員が食事をする所だからな」
光が驚くのも無理は無い。案内された食堂は光が家族で食べていくレストランよりはるかに大きい空間。
4人掛けのテーブルが奥まで並んでいて、かなりの人数が座って食事をすることができる。
食事はバイキング形式になっていて、たくさんのメニューが大皿や大鍋で並んでいた。
「こ、これ、好きなものを選んでいいんですか?」
「ああ、お前は何が好きなんだ?」
「俺はハンバーグが好きです」
「ハンバーグはあっちの『肉エリア』にある。俺はステーキを食べるから、一緒に行こう」
亮夜はそう言うと、近くにあった棚から自分と光の分の食器を乗せるお盆や食器を取り出すと、歩きながら光に渡していった。
「うわあ、目移りしますね」
「食えるだけを選べよ」
「肉エリア」にはハンバーグがステーキだけではなく、鳥の唐揚げ、豚肉のしょうが焼き、牛カルビ焼肉、焼き鳥、豚肉の角煮……などたくさんの肉料理が保温されているステンレス製の大きな皿に並べられていた。
そして、肉エリアの一角には背の高い白い帽子を被ったシェフが、鉄板の上で牛サーロインステーキを焼いていた。
亮夜はシェフに近づくと「ミディアムで頼む」と一言告げた。そして、自分の後ろにいた光のほうに顔を向けると、光に声をかけた。
「お前も好きなものを取ってくるといい、この場所で待ち合わせることにしよう」
「分かりました。じゃあ好きなものを選んできます」
「いいか、くれぐれも食べられる分だけだぞ」
「神堂さんって、俺の父さんみたいだな」
亮夜と離れた光は「野菜エリア」にいた。
ここには一般的な野菜サラダだけではなく、焼野菜や、野菜の天ぷら、見たこともない野菜が並べられていた。
「これなんか美味しそうだな」
光はそう言って「焼き茄子」と「春菊のかき揚げ」を、皿の上に盛った。
「うわあ、こんな果物見たことないや」
光は「野菜エリア」の隣にある「デザートエリア」にいた。
ここは色んな種類の果物とスィーツがあり、甘い匂いが漂っている。
光は小さな容器に入ったプリンと、一口サイズのティラミスを選んだ。
その後光はあちこちのエリアを回り、ピザやスープ、寿司など次々と好きなものを皿に盛っていった。
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