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異世界転移に巻き込まれた坊ちゃま好きたちによる坊ちゃまを最強に育てる異世界開拓  作者: 揚惇命
第三章 プロイセン王国

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第十三話 ラルクのギフト

【ラルク視点】


 クラスメイトたちと無事に再開できた僕は、ローザの合図でコアルームへと通した。


「皆んな、久しぶり。無事で良かったよ。ようこそビスマルクダンジョンへ。オーナーのラルク=フォン=ビスマルクです。こちらが僕の専属メイドの」


「メアリーとお呼びくださいませ坊ちゃまの御学友の皆様。ギフトはそうですねぇ『収納』坊ちゃま専用の荷物持ちも兼ねています」


「そしてこちらが僕の専属執事の」


「ローザと申します。ギフトは『鑑定』。皆様のことも坊ちゃまに害を為さないか知るために見させてもらいました。ここで、謝らせていただきます。坊ちゃまの御学友の皆様が御無事で何よりでした」


「そして、彼らが僕の屋敷で務めていた料理人の」


「ビスマルク家の料理長を務めてるホプキンスだ。ギフトは『炎の守り手』火の扱いならお手のものってな。向こうでの料理が恋しいなら俺に言いな」


「パティシエのミネルヴァよ。ギフトは『調理道具』戦闘はからっきしだから期待しないで。貴方たちは、まだまだ育ち盛りの子供なんだからお姉さんにたっぷり甘えてね」


「舟盛大膳っす。ギフトは『水の守り手』水の扱いは任せるっす。後、皆さん日本人なら恋しいっすよね日本料理。何でも作れるので食べたい物はリクエストして欲しいっす」


「副料理長のソルトだ。ギフトは『包丁の担い手』まぁなんだ物騒なギフト名だが包丁がいくらでも出せるってだけだ。後、こんな顔してるが一応カタギだ。ビビるんじゃねぇぞ」


「おいどんは、ヌードゥル。ギフトは『調味料』でごわす。麺料理食べたいでごわすよな?オーダーを待ってるでごわすよ」


 クラスメイトたちの知らない僕の家族を紹介するとクラスメイトたちが自己紹介を始めた。


「御丁寧な挨拶、痛み入ります。ラルク君のクラスで委員長をしていました渡会円と申します。ギフトは『予知』少し先に起こるであろう危機を察知できます。宜しくお願いします」


「ラルクに仲良くしてもらってた伝通佑だ。ギフトは『配達人』荷物と指定した存在なら何でも郵便トラックに乗せて運ぶことができるって感じだ。宜しくな」


「ラルク君と読み友の物語読子です。ギフトは『ザッピング』亡くなった人間の生前の記憶を追体験できます。よ、宜しくお願いします」


「ラルク君と式友の阿部澪です。ギフトは『式神使い』現実世界でも小学生陰陽師として活動していたので相性抜群のギフトです。宜しくお願いします」


「ラルク君を一方的に恩人と思っている西方寺綺です。ギフトは『ドレスメイカー』作って欲しい服がありましたら言ってください。宜しくお願いします」


「えーっと、私はラルク君と呪友の道満萌子です。ギフトは『呪術師』皆さんのことを害する存在は呪います。宜しくお願いします」


「私は、その、えーっと…植友になるのかな。丸美屋早苗です。ギフトは『ガーデナー』畑や花を育てるのが好きなので、とても嬉しいギフトです。これから宜しくお願いします」


「ラルク君に即興演劇を見てもらうのを楽しみにしている浄瑠璃綾子です。ギフトは『人形使い』糸を使って操ったり、死んだ人間を生きてるかのように操ることができます。宜しくお願いします」


「ラルク君のお陰で学校が少し楽しいと思うようになった…不思議菜乃花です。ぎ、ギフトは『テレパシー』声に出さなくても頭に直接語りかけられます。宜しくです」


「ラルクきゅん単推しの桐島依子である。ギフトは『調合』ラルクきゅんがウチのことを好きになる媚薬の開発中やけん。宜しく」


「依子ちゃん、本音ダダ漏れだよ。依子ちゃんの親友で、ラルク君のクラスメイトの清瀬純子です。ギフトは『聖女』怪我をしたら治しますのでおっしゃってください。これから宜しくお願いします」


 お互いが挨拶を済ませると2人の先生が拍手をしていた。


「皆んな、きちんと挨拶できてえらいわ。無事で本当に良かった。みんなの担任の黛比呂よ。ギフトは『蛇の遣い』ここで働いてるリザードマンや蛇は全て私の従魔だから驚かないでね」


「他のクラスの子たちの姿が見えないのが心配だけど皆んなが無事で良かった。理科教師の棚瀬結衣です。ギフトは『食器生成』ここではホプキンスさんの営む料理屋で働かせてもらってるのよ」


 皆んなも優しくて人気の高い2人の先生に会えて心なしかホッとしているように見えた。

 挨拶が済んだら僕の秘密を打ち明けないと。


「僕のギフトは『吸収』みんなに謝らないといけないんだ。死んだ不動君からギフトを奪ったのが『ダンジョン』なんだ。軽蔑するよね。怖いよね」


「そんなことないと思うわ。不動君を殺したのはラルク君じゃないもの。それにラルク君が『ダンジョン』を奪ってくれたお陰で、私たちも安心できる場所に辿り着けた。寧ろ話してくれる誠実なラルク君のことを怖がる人なんて、居ないわ。ねぇ皆んな」


 ほんと委員長は優しいな。

 留学生の僕がボッチにならないように気にかけてくれてさ。


「それでは、坊ちゃま。皆様には当ビスマルクダンジョンの新しい従業員として働いてもらうために研修させていただきます。後のことはこのローザにお任せ」


「ちょっと待ちやがれ堅物眼鏡!研修はアタイがやる…ゴホン大変失礼致しました。坊ちゃま、後のことはこのメアリーに」


 2人とも怖いってば!

 仲良く!

 仲良くね!


「じゃ、じゃあ、2人に任せようかな」


 何でお互い舌打ちなの!?

 僕にどうしろと!

 わからない、異世界に来てから僕の専属メイドと専属執事が何を考えてるかわからないよ。

 ここまで、お読みくださりありがとうございます。

 少しでも続きが気になると思っていただけましたら評価・良いねしてくださいますと執筆活動の励みとなりますので、宜しくお願いします。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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