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異世界転移に巻き込まれた坊ちゃま好きたちによる坊ちゃまを最強に育てる異世界開拓  作者: 揚惇命
第三章 プロイセン王国

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第七話 アンヌが連れてきた人物は?

【ラルク視点】


 ふぅ〜。

 冒険者リーダーのカリバーさんからダンジョンを毛嫌いしていると聞いたプロイセン王をどうやったら手懐け…ゴホン説得できるかなと策を張り巡らせていた時、そのとっかかりが向こうからやってきた。


「うわー。ここがアンヌお姉ちゃんオススメの食事処なんだね。楽しみ〜」


「姫様…ゴホン、ルイーゼちゃんと皇妃様…ゴホン、ヴィクトリアさんに楽しんでいただけると確信しております」


「アンヌ、ありがとう。娘のあんな楽しそうな姿を見るのは久しぶりよ。こらこらルイーゼ、そんなに走っては転びますわよ」


「大丈夫〜。お母様も早く早く!」


「はいはい、そんなに急がなくても逃げませんことよ」


 これは、当ビスマルクダンジョンの入口に設置した監視カメラの映像だ。

 声まで拾える優れものなので、何を話しているも筒抜けだ。

 あの女冒険者さん、グッジョブだね。

 名前はアンヌさんと。

 確か、ホプキンスさんが雇ったバイトの履歴書みたいなのをローザが『鑑定』のギフトを使って、作ってくれたんだよね。

 えーっと、何処にしまってたかな…あったあった。

 何々。


 名前 アンヌ・アイザック

 職業 冒険者

 所属 プロイセン王国

 階級 上級冒険者

 異名 双剣のアンヌ

 生い立ち 冒険者の名門アイザック家の現当主。幼い時に可愛がっていた弟を両親と共に事故で亡くしてから2度と弟のような幼い者の命が失われないように固執するようになった。今のお気に入りは…。


 可愛がってた弟が両親と一緒に事故に巻き込まれて亡くなってるのか可哀想な生い立ちだな。

 というかローザ!

 人のプライバシーまで赤裸々に書かなくて良いってば!

 まぁ、これだけで子供に優しい人だってことは伝わってきたけど。

 それと今のお気に入りって何?

 しかも、何か書いたけど消した跡があるし。

 こういう時は、鉛筆で。

 坊ちゃま?

 えー!?

 あの女冒険者さんのお気に入りって僕なの!?

 それは良いことを聞いたなぁ。

 まだまだダンジョンの拡張には人手が必要だし、さらに戦えるなら治安とかも合わせて担ってくれるし、これほど良い人材は居ないよね。

 天涯孤独の身ならうちに住んでくれないかなぁ。

 まぁ、機を見てお話ししてみよっと。


【ヴィクトリア視点】


 ここがアンヌが勧めるダンジョン食堂ですか。

 陛下が国のことで頭を悩まれ、娘に構ってくださらず悲しい目をした娘のため息抜きにとやってきましたの。

 本当に見た目は洞窟という感じなのですね。


「いらっしゃいませ。ってアンヌさん!?今日は確か非番のはずでは?」


「あれっルル?そうかそうか今日はルルのシフトの日だったね。アタシは、その店長の料理が食べたくなってさ。こっちの2人はお忍びだからここでは、ヴィクトリアさんとルイーゼちゃんで頼むわね」


「か、かしこまりました。店長、3名様御来店です!」


「おぅ。お前らお客さんだ!休憩は終いだ!キビキビ働け!ルル!お前さんは引き続き、注文も頼むぞ!」


「は、はい!」


 アンヌが勧めるのも納得ですね。

 職人気質の店長さんの仕切るお店だなんて、普通は一見さんはお断りのはずですのに。

 それこそ、古くはザギンのシースー屋さんとか。

 あらあら、いけませんわね。

 私としたことが遠い昔に住んでいた国のことを思い出すだなんて。

 私は数十年前にリーツェン王国が行った勇者召喚によって、この地に呼ばれたのですが私の授かったギフトが『増幅』で無能判断されて、放り出されてしまいましたの。

 森の中で魔物に囲まれて死にそうだったところを陛下にお救いしてもらい、見た目だけは高貴でしたので、貴族令嬢だと勘違いされた陛下と色々ありまして、2年のお付き合いの後結婚。

 直ぐに私の妊娠がわかって、私の目の前にまだまだ好奇心旺盛な8歳の愛する娘ルイーゼが誕生しましたの。

 その初めてした、男女の交わりとやらの時にはお互いの気持ち良さや私の感度を増幅。

 娘への愛情も増し増しに増幅してますの。

 さて、料理は…。

 本日の日替わり定食、新鮮な魚をふんだんに用いた寿司。

 ふふっ。

 こちらの世界に来て、私が1番食べたいものがお品書きにあるだなんて。

 あぁ、このダンジョンの運営者さんもおそらく転移者なのね。

 この国に害を与えず幸せを与えてくださるのなら私は何も言いませんことよ。


「あの、本日の日替わり定食とデザートに苺のショートケーキをお願いします」


「ヴィクトリアさん?この店、初めてですよね?」


「えぇ。どうかしたのかしらアンヌ?」


「いえ、初めてのお客様はその注文に困る事が多かったのですがヴィクトリアさんはスラスラと」


「アンヌ、今は仕事中じゃ無いのでしょう?肩の力をお抜きなさいな」


「じゃ、じゃあ。私もお母様と同じの食べる!」


「それも良いけどお子ちゃま定食ってのも面白いかも知れないわよ」


「それは今度にする〜。お母様と同じのが食べたいの!」


「はいはい。じゃあ、2人分お願いします」


「は、はい。アンヌさんは?」


「私はいつもので」


「了解しました。店長、オーダー入りました!本日の日替わり定食と苺のショートケーキが2人分、アンヌさんはいつものです!」


「あいよ!舟盛、お前の見せ場だ。坊ちゃんに頼んで生け簀作ってもらったんだからよ。しっかり美味しく調理してやれや!」


「はいっす料理長!」


 ふふっ。

 舟盛だなんて、まさに海鮮系料理を作るのにピッタリなお名前ね。

 これは、本当に期待できそう。

 ここまで、お読みくださりありがとうございます。

 少しでも続きが気になると思っていただけましたら評価・良いねしてくださいますと執筆活動の励みとなりますので、宜しくお願いします。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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