表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

88/99

第86話 またアラフニスか

 アラフニス3は全高50メートル。全幅15メートル近い巨大なサイズで一般的なMAの3倍近い大きさがあります。通常の二足歩行MAをそのまま3倍に拡大したようなサイズ感です。


 見た目は群青のような濃い青で、いたるところに緑のラインが入っています。なかなかかっこいいですけど、絶対悪いやつが乗っているタイプの機体ですわね!


 アラフニス3がアラフニスシリーズの最終型ですので、こいつを倒せばアラフニスを見なくて済むようになるはずです。ですのでとにかく殴ってみましょう。殴ってみて始めて理解できることってありますものね!


「オラァッ! ですわ!」


 キーン! と甲高い音が響き、アラフニス3の周囲にエネルギー障壁が現れ、グローシアの拳が弾かれてしまいました。アラフニス2のエネルギー障壁よりさらに硬くなっています。


 アラフニス3は原作でも終盤に出るような機体でした。現在の状況をRPG的に例えるなら、3つ目の街でラスダンの中ボスが出てくるような感じですわね? この世界のMAの技術が発達するスピードはどうなってるのでしょうか? 諸悪の根源がどこかに居るはずですわね!


「何奴!? その機体はエクソシアの女狐か!」


「あら? そういうあなたはハロウェルの害獣さん?」


「誰が害獣だ!」


 アラフニス3の外部スピーカーから聞こえてきた声は若い男の声でした。わたくしの予想ではハロウェル当主の爺が乗っているのかと思ったのですが……。


「それで害獣さんはどちらの害獣さんですの?」


「これだから無知蒙昧の逆賊は! 我が名はルパート=ハロウェル。ハロウェル家当主だ!」


「ああ、ハロウェルの長男ですか。当主の爺を殺しましたの? あと眼鏡の次男はうちで預かってますわよ?」


「父上は生きておるわ! それにストルアンのような役立たず不要だ!  好きにするがいい!」


「まぁわたくしも不要ですけど……」


 何があったかは知りませんが気が付けばハロウェル家の当主が変わってしまっていたようですわね。でも安心してください。今からもう一度変わりますから。この方を殺せば次はストルアンこと眼鏡になるのでしょうか?


 眼鏡の処遇については何度か議論されましたが、眼鏡に手を出そうとするとアリシアが悲しそうな顔をするので手を出せないんですわよねぇ……。


「なんでもいいですから早く終わらせましょう。わたくし忙しいんですの」


「ほざけ女狐! ハロウェル家のピュアマギコークスクリスタルをすべて使った最高傑作の力、とくと見よ!」


 アラフニス3は機体の前面に装備された8門の小型のエネルギー砲をグローシアに向かって斉射しました。わたくしはアラフニス3を中心に一定の距離を取りながらコンパスで円を描くように回避します。アラフニス3もわたくしを追うように向きを変えたことで、背中が未夢たちスキア隊の方を向きます。


『未夢、背中ですわ!』


『……ん』


 未夢が乗ったエフカリストから、改良型の新型エネルギー砲が発射されました。見た目はいまだにカニの脚なのですけど……。


 発射されたエネルギーの塊がアラフニス3の背中に直撃しました。……が残念ながら何ら痛痒を与えることなく、エネルギー障壁によって防がれてしまいました。


「ハハハハ! 無駄無駄! ハロウェル式バリアフィールドを突破することなどできんよ!」


「嘘みたいにだっっっさい名前ですわねぇ……」


『……面倒』


 原作では背中が弱点だったのですけど、現実では上手くいかないものですわね。これは害獣の魔力が切れるまでぶん殴らないといけないかもしれません。時間がかかってしまいそうです。わたくしは早くおうちに帰りたいんですけど……。


『未夢、ピロフォリオは居ますの?』


 最近八面六臂の大活躍をしているカラネア謹製の対電子戦用偵察機、空飛ぶアンテナことピロフォリオが居れば色々と楽しいことができそうなのですけれど……。


『……居るけど?』 


『それは重畳! わたくしにいい考えがありますわ!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ