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狙う選ぶ悟る

昼食を食べ終わり、その後も授業が続いたがそれも特に滞りなく進んでいった。


授業中は先生の話を聞いている最中にのちの団体戦選抜の事を考えていた

うーん………ニーナが今の所仕切ってくれているから流石に「特定のランク以下は取り敢えず失格」とは流石にならないと信じたい。だけどもしその話になってしまった場合恐らく賛成が多数だろう。立候補している人は概ねランクは平均かそれ以上だったしわざわざ見捨てられるであろう低ランクを庇う理由が見つからない。

一旦他になる可能性のある方法を考えてみるか。まず思いつくのは多数決だ。古くからある非常に合理的なやり方だし、自分には投票することができないというルールもつけたら否が応でも強い人を指すことになる。

二つ目は運で決める方法。だがこの可能性は低いと思う。じゃんけんだろうとくじ引きだろうと自分が強いと自覚していて選抜に入れる自信が少しでもある人はこのやり方に賛同できないだろう。


その時、授業が終わる鐘の音がした。

これが今日の授業の終わりであり、何も予定がない人はこのまま下校となる


だが、このクラスの中の何人かは重要なことが待っている


そう、団体戦メンバー決めである


その時ニーナが教室の前側に移動し、話し出す。

「じゃあこれから団体戦のメンバー決めを始めるよ!まずはみんなが納得できる方法を考えてみよう。私が今から候補を言うからよく考えてみてね」


そして彼女は黒板に候補を三つ書いていった


「まず一つ目!名指し投票です!言葉でみんなもうわかると思うけどこの人なら任せられるって人に投票して上からメンバーを取っていくって感じだね。これに賛成する人は手を挙げて!」


パラパラと手を挙げている人がいる。ちなみにこのクラスの関係ない人たちも今はまだ残ってもらっている。ニーナが全員が納得できるようなことで決めたいと言ったので投票権は立候補者だけでなくこのクラスの人全員が持っている。


人数を数え終えたニーナは二つ目の方法を挙げる

「二つ目はくじ引き!当たりを引いた人が出場できるよ!賛成する人ー!」


誰も手を挙げなかった。俺たちは後ろの席にいるからクラス全体が見えるが誰一人動こうとはしていなかった。流石に詳しくはまだ知らないとはいえクラスの命運を運で決めた人にはしたくないらしい。


「じゃあ最後!三つ目は…………………………対戦決闘です!単純明快みんなが戦いあって勝った人が対抗戦に出ることができます!賛成する人ー!」


クラスの過半数以上の人たちが手を上げた。最初にやはり、戦いあって強い人が出ると言うのが誰の目を見ても納得できると言うことだろう。


「はい!じゃあ三つ目の方法で決定ってことで!それではここから詳しい説明をします!ルールは簡単でそれぞれが決闘をする権利が与えられます!そして、自分が指名した相手と自分を指定した人と戦ってもらいます。自分が指名した相手に勝った場合1ポイント、指名をして来た相手に勝ったら2ポイントが貰えます。合計ポイントが高い人から順番にメンバーを決めます」


「ですがこのままでは被りが出てしまうので、そこはランダムに選出させてもらいます。なので今からそれぞれ持っている端末に自分が戦いたい相手を入れてください」


その言葉を聞いた人たちは各々書き込んでいるようだ。ちなみに今俺たちが使っているものは学園から支給されたものであり、連絡や写真、録音などの一通りのことは出来る。


「でも誰に入れればいいか分からないんだよなぁ」と俺は呟く。こう言うのは勝てそうな相手にやるものだけど今関わっているシェイルと辰真あと紅蓮とニーナくらいしかいないし、しかもみんなランクが高い。俺は並の能力者よりは強いとなんとなく考えているが入学試験でシェイルには手も足も出なかったことを思い出しこの考えを危険だと打ち切った。


その後全員が選択し終えたようで、票が開示された。

結局俺は知り合いと戦いたくはなかったのでそれ以外の人に入れた。


合計十票  武戦への票………六


何となくこうなるとは思っていたが、流石に心にくるものがある。十人のうち六人が俺に勝てそうだと判断したことに。


だが「武戦、大人気ですね」とシェイルは軽口を言ってくる

「シェイルはゼロ票だね」と返すと当然ですと言った様子でドヤ顔してくる。ずいぶん都合のいい頭である。


「はい!では被りが多いのでくじ引きをします!」という感じで次々と対戦相手が決まっていく。こんなに被りが多いのなら最初からランダムで良かったんじゃ………と思ったがニーナがポンコツだからと言うことで結論を出した。


その後、全員体育館へと移り対戦が始まることになる。

ちなみに聞いてみたところやはり俺と関わりがある人は俺を選んでいなかった。


さて、俺の対戦相手は……………トワ・シグレ?





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