43.ひさびさの確認
「さてと、じゃあやってみるかな」
俺はいま、男湯の浴槽の前に立っている。
銭湯のオープンを5日後とすることを決め、明日からチラシを村内に配布するつもりなのだが、その前に確認しておかなければならないことがあったためだ。
もちろん、工事中にドンクさんとダンクさんが、入念にテストしながら作ってくれたので、部分的には問題は無いのは分かっていた。
しかし、全ての浴槽と貯水槽にお湯を溜めて、汚水槽に排水するという全体を通した機能については試していなかった。
そこで、今夜はドンクさんたち工事スタッフと、ザイル婆さん母娘、村長一家、リンたち4人組、現在自宅風呂のお客になっている金持ち連中に対して、プレオープンとして試用してもらうことにしたのだ。
「で、いまこの前に立っていると・・」
「マモルお兄さん、はやくはやく!」
そうなぜか、俺だけがいると思いきや隣にはミミが立っていた。
しかも目をキラキラさせて。
「わかったわかった、いまやってみるから」
じゃあ、えーと・・・。
「その前に」
「ほえ?」
あれ以来全く確認してなかったけど、この量のお湯生成って大丈夫だよな?
『ステータス』
◇◇◇◇◇◇◇◇
名前 マモル
種族 人族
年齢 25
レベル 101
体力 200/200
魔力 10100/10100
スキル 【温泉】
〈水魔法〉
水を生成し消滅することができる。
レベル101で最大1010L
消費MP1(生成・消滅セットでも片方でも消費MP1)
〈火魔法〉
熱を操ることができる。
レベル101で1010kgの水を最大プラスマイナス36度の熱を操れる。
消費MP1
〈土魔法〉
任意の鉱物を生成することができる。
レベル101で10種類最大1010kg
消費MP10
〈回復魔法〉
あらゆる症状を癒すことができる。
レベル100で高レベルの傷病の完治
消費MP10
〈収納魔法〉
時間停止で物を収納できる。
生物不可。
レベル100で城1個分程度の容量
消費MP1
〈解析魔法〉
水に含まれる成分および温度を分析できる。
レベル100で上限100種類
消費MP1
◇◇◇◇◇◇◇◇
「・・・結局、チートってことか」
これじゃあ国に狙われる・・っていうか、国を作れるな・・・いや、宗教の教主でもいけるか?
「どうしたの?」
「え?あ、ゴメン。コワイ考えになってた」
「ほよ?」
「なんでもない、なんでもない!じゃあいくよ!」
俺は頭を振って、変な考えを消し飛ばすと、魔法で浴槽にお湯を生成していった。
「うん、ぜんぜん余裕だわ」
「わーい!」
「よし、他も溜めちゃうぞ!」
「おっけー!!」
俺はテンションの上がってきたミミと一緒に、女湯の方へと移動していった。




