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因縁
「全てを話そう」
竜は意を決したように語り始めた。
竜は、本名を九条龍平という。神崎裕人を倒した後、早苗と結婚した彼は、平凡だが平和な日常を過ごしていた。そして30を過ぎて、ようやくできた一人の子供が平子であった。彼女は幼い頃から不治の病を患っていた。治療方法も不明で、半年の命と医者に言われた。それを信じた龍平は、黒水晶を持ち出して、平子を魔族にすることで、救おうとした。だが、それを葉太郎に止められた。彼が威嚇のために撃った銃弾に当たり、死んだと思われていたが、彼は生き延びていた。怪我と娘を失うという恐怖から、彼は記憶を失い、しばらくは名も知れぬ寒村で暮らしていたが、ある時、全てを思い出した。
龍平は竜と名を変えて、平子に会いに行った。そして現在に至る。
「どうするんだこれから?」
「神崎を倒しに行く」
龍平はジョーイと共に、病院を出ると、平子の家に向かった。本当の戦いはこれからだ。第二章完




