表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

もう一つの作戦

 山本がミッドウェイ作戦を進めていると同時に、

日本海軍はもう一つ別の作戦を実施していた


軍令部発案による、アメリカとオーストラリアを遮断する作戦、フィジー、サモアまで行くこのF S作戦に基づき、海軍はガダルカナル島へ飛行場を建設していた


艦隊決戦をするのではなく、島に飛行場を作りつつ豪州に迫り、飛行機で米豪の連絡線を断ち、豪州を孤立させる作戦だった


日本軍が、対豪州の根拠地としていたラバウルの次が1000キロ離れた島ガダルカナルは数字上、飛行場が完成すれば、空母は必要なく、日本軍機の航続距離千キロを超える、飛行機は移動できた


豪州まで続くソロモン諸島の中で、飛行場を作るのに適し、絶妙な位置にあった


島に飛行場を作り、飛行機を配置すれば、そこは自軍の制空権となり、敵艦は侵入できなくなる

直接、戦闘するのではなく、間接的に攻める、ガダルカナルは軍令部が敵陣深くに打ち込む一手だった


これに米軍は反応した、ガダルカナルに飛行場ができれば、航続距離の長い日本軍機の攻撃圏内に自軍の飛行場が入る、がこちらの航空攻撃は届かない、制空権に基づき、日本艦隊が侵入してくる


米軍には、日本軍機の航続距離を見誤り、フィリピンクラーク基地が台湾からの航空攻撃によって攻撃された苦い記憶があった


作られてしまえば、その危険性は、誰の目にも明らかになった


日本軍より先にガダルカナルの飛行場を取る、ミッドウェイに続き、米軍は整っていない戦力での反撃を選択した。



本来、軍令部が作戦を練り、連合艦隊が実施する、

これを山本は破り、真珠湾攻撃を独自に立案、軍令部へ提出していた。そして作戦の成功を盾に、ミッドウェー作戦を立案、実施、ミッドウェイ占領を目指し米艦隊を呼び寄せての、短期決戦を目指した。


一方、軍令部は長期戦を目指していた、日本海軍内部で意見の対立があり、2つの作戦が実施される事態になっていた、そして山本は敗れた、強引な作戦指導のつけを払い、軍令部が作戦の主導権を握った


一足先に飛行機で帰国した山本はその足で軍令部へ向かった。


勝手なことをされては困ります、連合艦隊は、なぜシンガポールへ向かったのです


ミッドウェー作戦を秘匿していた事は謝る、シンガポールに行き、油を補充するは当初の予定通りである


ミッドウェイ作戦は秘匿されていたのですか?

本土の油が空問題はわかります、なら補給後、速やかに呉へ帰還していただきたい


シンガポールに戦艦を置くは、軍令部の作戦に沿った戦力配置である、連合艦隊の勝手ではない


作戦を決めるのは軍令部です、海軍は組織、規則を守ってもらわねばなりません


それはわかっている、今、米軍がガダルカナルを攻めたらどうするのか聞いている。


来ませんよ。軍令部は米軍の反撃はまだ先だと見ております、長官の実施された真珠湾作戦で、米海軍は戦艦を失っており、戦力は整わず積極的行動は取れないと判断しております


では、米軍の反撃はいつ行われる、ガダルカナルに米軍が現れるのは、軍令部の予測を聞きたい


昭和18年になってからと予測しております

連合艦隊は直ちに、呉へ帰還していただきたい、よろしいですな


昭和17年6月の事だった




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ