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「あはは、はぁ、はぁ」

僕は腹が痛くなるくらい嬉しい。

あんなに怯えたあいつらが、頭を除いて全部炭になっていく。

炎龍国の使者たちが、あいつらを迎えにくるまで笑い転げていた。

あいつらが帰った後、笑い疲れた。

オニキスの腕の中でぐっすり眠ったほどだ。

「玻璃、おはよう」

「おはよう、オニキス」

こんな晴れ晴れした気持ちで起きたのは、ほんと久しぶりだ。

「玻璃、そなたにお願いがある。」

「なに?」

もうどんなお願いでも聞く。

最初のお願いはなんだろう。

「玻璃と婚姻の儀をあげたい。」

オニキスは恥ずかしそうに顔を赤らめていた。

「僕たち、結婚してたんじゃなかったの?!

僕が起きた時、もう初夜とか終わった後じゃなかったの?」

僕は目を大きく開き、オニキスをじっと見る。

「なんというか、俺らはまだ婚約中の身だ。

裸を見たのだって、あの戦いで傷を直す時だけだ。

それに、あの時は、玻璃に埋め込んだ鱗が馴染むように必死に呪力を操っていただけ。

そんな、傷ついて寝ている君を傷つけるような真似、俺は一切していない。

君が吐いた時の着替えだって、アンバーに任せたほどだ。

さらにキスだって、あの火山で君からしたのが初めてだったんだからね。

責任とってください。俺の初恋、順鱗、初キスの」

息を切らさず、オニキスは言い切った。

なんかゲームで前世でも現世でも聞いたことのない用語を交えながら。

「婚姻の儀が終わった後でも、まだ、幼い体の玻璃に無理させる気は一切ないから。」

そう言って、僕を抱きしめた。

僕もまあ、これでいいかと思って、オニキスを抱きしめ返した。

この変態闇鍋雑炊状態の作品を読んでいただきありがとうございます。

よければ、評価、コメントお願いします。


この作品の反省点

展開が雑。

プロット作ったけど、プロット通りにならなかった。

玻璃はもっと苛烈な性格で復讐のために生きて、そのためなら周りを騙し、叩き落とす性格。

さらに、復讐の力を求めていきていた。

それをオニキスに倒されて、弱くさせられて、諦めて自暴自棄になって、絶望を振り切って常に笑っていた。

しかし、オニキスが復讐対象をボコボコにして、自分の前に持ってきたことでプライドがへし折れる。

オニキスにお礼を言いながら、玻璃はさらに狂ったように笑う。

そこで、オニキスに顎クイされて、デープキスされて終わる予定だったけど。

主人公は怖がりで、周りを騙すより、自分の身を削るようなキャラになった。

オニキスがなんかやってることはやばいけど、純真健気になった。


2024/06/14

ブクマ、いいね、評価ありがとうございます。


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