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私の弟は、おかしい【完】  作者: 湊つぐむ
5/5

何かが、おかしい弟




今日もまた、放課後の図書室に向かう。


いつもの席に座ろうとしたら


煩わしい奴が先に座っていた。


学校の共有スペースなのだから


私の場所というわけじゃないけど…


私がいつもそこに座ることを知っていて


敢えて座っているコイツを見ると怒りたくもなる。




「この間は質問の仕方を間違えた。」




「…質問?」




なんか言ってたっけ?


興味無さ過ぎて覚えてない。




「弟、いたでしょ?今は離婚して離れ離れだけど。」




「確かにいたけどそれが何?


なんで私のこと色々知ってんの?」




「僕の名前なんだか覚えてる?」




「櫻葉 藍斗でしょ?」




「じゃあ、紺野さんの弟の名前は?」




「は?…たしか……………………あ、」






弟の名前は……紺野 藍斗だった。








「会いたかったよ…”お姉ちゃん”…」








煩く泣き喚く弟を静かにさせるためについた


大人のつくような”いつかの話ウソ”


それが現実になっただけ。









※一応、これにて完結ですが、続くかもしれないので連載の表示のままです。

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