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えいえんの 歌ヘタ
あの言葉 きいてもきいてもわかんない ガマンをたべて 詩集を燃やす
メガネしてさぐりあてたい『しっと眼』で ネクタイゆるめて 睨みつけるわ
吼える犬 まとわりつくのもおかしくて ふたりの『ゲスト』か ああしあわせだ
呑み込んだ 「ふたりいっしょにくらそうか」ギリギリセーフな2度目のさよなら
歌ヘタな『カレ』にあいされていたいのね ならだいじょうぶだよ『カレ』は優しい
雨音が聞こえていたけど騙されない『お互い、バカね』のはじまりの音
魂のあなたにたのんだ裏ワザは 「ウソでも良いからすきっていってよ」
吐く息を ととのえてみてかなしみが 乾いてこの街とぶのねえいえん