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19、お金
マハラが朝ごはんを食べ終わることを見計らって、シャドウが幾らかのお金をくれた。
「広兼はこちらに来てからほとんど外を出歩いていないだろう。マハラも、少しは外に出歩きなさい。寝てるばっかりではなくて。もしかしたら次の魔術師試験も落ちてしまうかもしれないよ」
「あ、それは嫌だなぁ……」
マハラは独り言のようにつぶやく。魔術師には試験があるということは、うすうす気づいていたが、どうやら本当にあるようだ。
「魔術師って階級があるんですよね」
俺はシャドウからのお金をマハラに渡しつつ、シャドウに聞いた。シャドウはうなづいてから、その階級についての説明をしてくれた。ちなみにマハラはそれを財布に入れるために一旦部屋へと戻った。




