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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第六章 命がけの遠足!?

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第73話 レベルMAX!

「コレだと、ボクが戦いづらいよ?」


 PPプラム・プラントを振り回すのだ。チサちゃんに当たっちゃう。


「振り回す方法はある」


 指示通り、ボクはスコップを片手で持つ。


「本当だ。横に持ったら振り回せる」

「それで相手のアゴを狙う」


 クワガタは、チサちゃんを一直線に挟み込もうとする。


「させるか。スキル黒龍拳のひとつ、【黒龍鱗】!」

 ボクは黒龍のウロコを、自身の周囲に展開した。


 クワガタが、ボクを挟み込む。

 だが、龍のウロコに阻まれて、それ以上潰しきれない。

 クワガタの魔物は、動揺しているらしい。


 PPを振り上げ、クワガタのアゴをかち上げた。

 片手なのに、ものすごい威力だ。


 ボクはヘリコプターのように、PPを振り回す。


 宙に浮いたまま、クワガタは切っ先の連続ヒットを受ける。


 チサちゃんが杖を使って、ボクのスコップに魔力を流し込む。


 PPの周辺に、紫の炎が舞い上がった。


「これは?」

「魔族特有の炎。これなら、森も燃やさない」


 チサちゃんが言うなら、大丈夫なんだろう。


「とどめだ!」

 紫の炎に包まれたPPを、クワガタ魔物に叩き込む。


 真っ二つにされたクワガタモンスターは、炎によって跡形もなく焼き尽くされた。


「すごいな。レベルMAXは伊達じゃないな」

 エィハスが、物騒なことつぶやく。


「なんですと?」

 半信半疑で、ボクは冒険者カードを確かめる。


「ホントだ。レベルが上がってた」


 ボクのレベルは九九、最高位になっていた。


「でも、どうしてだろう」


 強いモンスターを倒してきたわけじゃない。

 ヱッチを追い払ったときだって、大して経験値をもらえたわけじゃない。


「チサ殿を座らせている方が、より大量の経験値をもらえる。それが玉座の特性なのである」


 ゼーゼマンはそう言うけど。


「とにかく、蜜は手に入れたよ」

 戦いの最中に、オンコが蜜をビンに入れてくれていた。


 あとはこれを加工して、ポーションを作るだけ。


「それは、DA~ME!」

 謎の気配が、上空から舞い降りてくる。


 二つのカマイタチが、オンコの胴と首を払おうと迫った。


「危ない!」

 エィハスが飛びかかり、オンコをかばう。


 両名とも無事に、カマイタチを回避した。


 しかし、オンコが持っていた瓶が割れてしまう。


 全長五メートルもあるメスカマキリによって、出口を塞がれてしまった。


「何者であるか!」


「この森の女王、蹂躙の女侯、人呼んで【エンプーサ・ロード】。略して【エ・ロ】よ!」


 エ・ロの上半身は人を模しており、蝶を象った仮面を被っている。

 ツインテールの髪は緑色で、カマキリの腕状になっていた。

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