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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第六章 命がけの遠足!?

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第72話 ボス? と対決

 更に奥へと進むと、どす黒いモヤが眼前に広がっていた。


「これが、ボスモンスター」


 森を浸食していた怪物は、二本足で立つカブトムシだ!

 頭だけカブトの角を生やし、姿は人間の形に近い。 カブトムシに似た鎧を纏った魔物とも言える。

 魔物は、角を模した二股の槍を構えた。


「来るのである」

 ゼーゼマンが、エィハスに攻撃力アップの魔法を施す。


 エィハスとオンコが飛び出した。

 ゼーゼマンが後方から二人の援護に回る。


「てや!」

 ドワーフに鍛え直された剣を振るって、エィハスが斬りかかった。


 しかし、カブトの硬い装甲は、ドワーフ製の剣さえ阻む。


「まだまだ」


 エィハスとカブトが、鍔迫り合いになった。


 エィハスだって歴戦の戦士だ。力比べで後れは取らない。エィハスは、カブトを弾き飛ばす。


「ウインドカッターである!」

 防御がガラ空きになった胴体に、ゼーゼマンの魔法が炸裂した。


「やった!」

 ボクは勝利を確信する。


「浅いのである」

 ゼーゼマンは、杖を構え直していた。


 熟練エルフの魔法でさえ、カブトのヨロイは跳ね返す。


 敵の懐に飛び込み、オンコはカブトのヨロイを、ノックでもするかのようにコンコンと指で叩く。角状の槍が飛んでくると、素早く逃げ出した。


 この三人が組んで本格的に戦う光景って、初めて見たかもしれない。


「音の具合からして、魔法金属の類いだよ!」


 ドワーフは、音を頼りに物質の硬度を測れるらしい。


「ならば、大技で倒さねば無理である。時間を稼いで欲しいである」

 後方へ下がり、ゼーゼマンが呪文を唱え始める。


 角状の槍をかわし、エィハスは関節のつなぎ目に剣を滑り込ませた。


 切った部分に、オンコが爆薬を仕掛ける。


 爆発音が、森に響き渡った。


「トドメである」

 詠唱を終えたゼーゼマンが、カブトの頭上に雷を落とす。


 角に直撃を受けたカブトは、ビクンと身体を震わせた後、グシャっとなり潰れた。


 連係プレーで、カブトムシを撃退するなんて。


 ボクの出番はなかったな。


「ケガはない?」

 せめて治療を。


「平気である。それより気をつけるである」


 何に? と言いかけたそのとき、上空から真っ黒い影が飛来してきた。カブトの死骸がある方へ真上に落下し、押しつぶす。


「クワガタまで!」


 オスのクワガタ鎧を着た、二本足のモンスターが。

 頭の角をガシャンガシャンと鳴らしながら、こちらを威嚇してきた。


 カブトがゴリマッチョなら、このクワガタは細マッチョタイプだ。


「コイツも多分、同じくらい強いよ!」

 手持ちのアイテムを、オンコが確認する。


 三人は疲弊しているはず。ボクが戦うしかない。


「チサちゃん、イスを外すよ」

「大丈夫。このままでいい」

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