↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第四章 「おさんぽ」という名の迷宮探索

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/301

第47話 オルエーのエルフ

「だからさ、どんな奴でもいいから一緒に組ませてくれって、アタシがエィハスにせがんだんだよ」




 オンコが、エィハスの首に抱きつく。




「ダイキ殿、オルエーの件は世話になったのである」




 言っている意味が、よく分からない。




「当時、ボクはゼーゼマンと接点なんてありましたっけ」




「いや、ワシというよりエルフが世話になったのである」




 エルフが?




 倒したゾンビエルフのことかな?




「ほぐほぐ」


 チサちゃんが何かを話そうとしている。




「口の中のチューリップを飲み込んでから話そうか」




 ボクが促すと、チサちゃんが唐揚げを飲み込んで話し直す。




「オルエーの森には、エルフが住んでいる」




 チサちゃんの解説で、ようやく事態が飲み込めた。




「あの森一帯は、エルフの里なんだ。薬草が生えているのも、周辺の草木がエルフのマナを取り込んでいるからなんだよ。良質の薬草が採れる」




 エィハスに翻訳してもらわなかったら、何を言っているのか分からなかったよ。




「ワシは、オルエー出身である。あそこは閉鎖的すぎて、世界の理を学ぶには窮屈でな。それで、自由な冒険者になった」




 本来なら、彼もバニングさんの依頼をウケるつもりだったとか。


 しかし、別件でギルドを離れられなかったらしい。


 女性の尻を追いかけていたわけではなかったのか。




「でも、ボクは弱いよ?」


 森でも役に立たなかったし。




「ほほう、そんな豪華な装備をしていて謙遜するであるかね?」


 一発で、ゼーゼマンがボクの装備がすごいと見抜く。




「そうだよ。店売り品みたいに偽装コーディングしているけどさ、そんなの膨大なマナでわかっちゃうから」


 オンコまで。




 強力なカモフラージュ魔法は、漂うマナの気配で見破られてしまうらしい。


 少なくとも「マナで覆わないといけないくらい凄い装備」ということだけは分かるという。




 凄腕冒険者って、やっぱり侮れない。




「弱かったら、ウチらが守ってやればいいし。最悪、チサちゃんを守れればいい」




「それがいいよ。危なくなったら、ボクなんて見捨ててくれていいから」




「ノンノン。アンタを守ることが、必然的にチサちゃんを守ることになるんだよ」




 言ってしまえば、ボクはチサちゃんのマナ貯蔵庫だ。


 ボクが死ねば、チサちゃんのマナまで減ってしまう。


 ボクに危害が及ばない方がいいらしい。




「っと、いうわけで、冒険は我々にお任せあれ。若き冒険者殿よ」 




 下手に動かない方がいいね。




「そんな若き冒険者にお願いがあるんだよ。この仕事は、アタシの依頼でもある」


 神妙な面持ちになって、オンコが語り出す。




「鉱山に住み着いたモンスターを、倒して欲しい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。