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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第七章 ついに勇者登場! ダイキ、フルパワー!

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海洋の勇者 エレクチオン

 エレクチオン、かつて二層の海に平和をもたらしたという、伝説の勇者だ。


「あれが、勇者なの?」


「わたしたちが人々に危害を加える行動を取ると、倒しに現れる存在」


「どこから出てきたの?」


「イソギンチャクの残骸から。たぶん、キュラは勇者に操られていた」

 チサちゃんは、そう推測する。


「倒されたら、どうなるの?」

「魔王本来の力を失う。セイのように」


 セイさんは勇者に撃退されて、今の地位に落ちた。

 あのセイさんが、敵わなかった相手。


「キュラちゃんを倒しに来たの?」

「分からない。でも、わたしには攻撃される心当たりはない。おそらく、狙いはキュラ」


 まさか、キュラちゃんを倒そうとしているのか?


「お気を付け下さい、ダイキ様! 勇者の強さは魔王サマ方の比ではありません!」

 セイさんが警戒するほどの強さか。


 勇者の口が開く。幼さが見えつつも、不気味な笑みを浮かべた。軽く地を蹴って、まっすぐキュラちゃんに向かっていく。


「いけない、キュラ!」

 セイさんが立ちはだかり、キュラちゃんをかばった。


 ドレンの砲台に、魔力が収束されていく。ドレンの必殺技だ。


 セイさんが引き金を引く。


 勇者に、ドレンのエネルギー砲が直撃した。一瞬だけ、勇者の動きが止まる。


「あれだけ至近距離でセイさんの攻撃なんて喰らったら!」


「まだダメ!」と、チサちゃんは悲痛な叫びを上げた。


 しかし、勇者は何事もなかったかのように白煙から飛び出でくる。



「無傷だって!?」



 勇者がショルダータックルで、セイさんを突き飛ばす。


 一瞬で、セイさんとドレンが気絶した。床に倒れ込む。


「セイさんすら寄せ付けないなんて!」


「パワー切れ。キュラの攻撃を止めたから、その分弱っていた。勇者が強すぎるワケじゃない」

 そうチサちゃんはいう。


 けど、それを差し引いても勇者はとんでもない存在だ。ボクはそう認識した。


「キュラちゃん、危ないから下がって!」

 ボクはキュラちゃんに声をかける。


 なぜか、キュラちゃんは抵抗しようとしない。

 顔は青ざめている。


 勇者によって、力を抜き取られてしまったのか?

 それとも、全てを諦めてしまった?


 海から来た勇者による断罪を、あの子は受け入れるつもりなのだろうか?

 何も、彼女が悪いわけじゃないのに!


「キュラちゃん!」

 とっさにトシコさんが駆けつけ、立ち尽くすキュラちゃんをかばった。





「あああああっ!」

 トシコさんが、肩を斬られる。





「貴様!」

 ネウロータくんが、斬られたトシコさんの元に駆けていく。


 二丁拳銃を構えて、勇者に向けて乱射した。

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