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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第七章 ついに勇者登場! ダイキ、フルパワー!

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ケイスの獣化

 蜂の巣にされるような勇者ではない。剣で軽々と受け止めてしまう。


 これ以上トシコさんに近づけさせないように、ネウロータくんは攻撃の手を止めない。


「わたしたちも!」

「行こうチサちゃん!」


 右サイドから、ボクたちが攻める。

 ガードが開くタイミングで、三叉戟を打ち込む。


 こちらの動きを読まれた。勇者はボクの戟をすり抜け、カウンターの切り払いを見舞う。


「うわっ!」

 戟で防御する。助けに来たのに、足を引っ張っていた。ここまで強いなんて。


 ネウロータくんも相当強いが、トシコさんが倒れているからか、思っている以上に力を出せないようだ。


「ケイス援護!」

「承知!」

 マミちゃんも、戦闘モードへ。


「ネウロータ、はやくトシコの所へ!」

「お前らだけで平気か? 相手は勇者だぞ!」

「いいから! ケイス、【獣化】解禁!」


 人間の姿だったケイスさんが、魔物へと変貌する。スフィンクスへと。


 ボクが知っている、ピラミッドの横に座っているものではない。

 頭は人間だけど、猛禽の前足と、ライオンの胴体を持っていた。

 背中には、鉄でできた羽が生えている。


「伝説の魔獣、セイケリッド・スフィンクス」

「いかにも、ネウロータ様。ここはお任せを!」

「すまない!」


 ネウロータくんをかばうように、マミちゃんとケイスさんが勇者エレクチオンに飛びかかった。


 ガードを突き抜けるかのように、ケイスさんの爪が勇者の腕に食い込む。


 ボクとチサちゃんは、後方から魔法を撃って二人を援護する。


 ケイスさんのまともな格闘を始めて見たが、恐ろしく強い。こんな強い人と、いつか渡り合わないといけないのか。


 またがっているマミちゃんも強かった。

 本気になったマミちゃんは、ケイスさんに振り落とされることなく、勇者に格闘戦を挑む。


 爪による左フックで、ケイスさんが勇者のノドを切り裂こうとする。かわされた瞬間、右アッパーへ切り替えた。


 ケモノの拳が、勇者のアゴにめり込む。


 コンビネーションに合わせ、マミちゃんがカカト落としを勇者に浴びせた。


 両者の打撃をまともに食らい、さすがの勇者も怯んだ。


「チサ、ネウロータと交代!」


 マミちゃんのアドバイスを受けて、チサちゃんもインファイトへ移行した。玉座から降りて、勇者に拳を叩き込む。


 ボクも隙あらば、槍で突く。


 勇者が背中の剣を抜いた。重そうなブローソードを、バトントワリングのように片手で回す。


 ボクたちの一斉攻撃を、剣を回しただけでさばききってしまった。



「このお!」

 マミちゃんが両手に鋼鉄のグローブを召還して、ガード役に回った。

 勇者の斬攻撃を、パンチで引き受ける。


 心強いが、貴重なダメージ役が削がれた。

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