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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第五章 回転寿司屋さん完成!

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激闘、海底神殿!

 ベルガの案内で、海底神殿へ向かう。


 入り口付近には石柱が立っており、お店らしき痕跡も残っている。建物は、ことごとく壊されていた。珊瑚や岩に埋もれている。


「神殿というよりかは、都市だね」


「本来、ワタシたちはみんなここに住んでいました。LOの襲撃があるまでは」


 この階層のボスが、ベルガたちを街から追いだしてしまった。


「奥の施設が、海底神殿です。LOは、この最下層に」


 石を積んでできた、台形の建物が見えてくる。

 あれが、海底神殿らしい。


 一見すると、美しい建物である。神を奉っていると言われても、容易に信用できた。今でも神が底に眠っていると言われても信じるだろう。


 だが、数ある建物の中で、そこだけ異様に禍々しい。

 LOの強大な魔力で、地形が変形してしまっている。ここにまで、LOの殺気が絡みつく。


 この美しい光景ですら、獲物を誘い出すブラフに見える。


「行くよ、チサちゃん」


 けれども、行くしかないんだ。

 海の平和は、ボクたちに掛かっているから。


「ここから先は、何が出てきてもおかしくない」


「気をつけよう、チサちゃん」

 ボクは三叉戟を掴む。


「侵入者だ! であえであえ!」 

 ハンマーヘッドシャークの頭をした半漁人が、ミサイルのように飛んできた。


「そんな攻撃なんて!」


 とっさに頭突きをかわす。

 カウンターで一体倒した。


 残りは二体。


 ターンして、半漁人がまた頭突きを繰り出す。次は回転を加えながら。


「そう何度も……うわ!」


 回転する気流に挟まれ、ボクは上下感覚を失う。乾燥機に入った洗濯物の気分だ。


 あの平たい頭は、モーターの役割も果たしているのか。


「ミンチにして、海にバラまいてやるぜぇ!」


 ハンマーヘッドが再度ターンし、身動きが取れないボクに接近する。



「ダイキ、回転したまま雷撃発動」

「ヨシ!」


 チサちゃんの指示を受けて、武器に雷を纏わせた。

 回転には回転だ。ボクは逆方向に槍を旋回させる。

 いける、バランスが戻った。


 急停止しようとしたハンマーヘッドたちを、槍で切り裂く。


「まだまだ来るよ!」


 オンコの言うとおり、ハンマーヘッドの群れは次々とやってきた。


「待て待てーい!」


 立ち往生するボクたちに、思わぬ助っ人が。


「我こそはビントバー・ビヨンド・ザ・リヴァイアサン、第二層の平和を守るため、ただいま参上した! 小さいながらも侮る泣かれよ!」


「ヌシ様!」


 現れたのは、ビントバーのヌシ様だ。両手から雷を放って、ハンマーヘッドたちを撃ち落とす。


「ココは我らに任せて、先を急ぎなされ!」


「ありがとうございます、ヌシ様」


 ヌシ様の隣に、ベルガが並ぶ。


「お父様、加勢いたします」


「よい! お主は道案内という重大な役目あり! 先へ急ぎなさい!」


「でも!」


「心配するな! 我はお主の父親なり!」


 逡巡していたベルガも、最後は父の顔を立てた。


「……はい!」


 ベルガは意を決し、海底神殿の内部へとボクたちを誘導する。

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