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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第五章 回転寿司屋さん完成!

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クパァ撃破!

 水中でボクの突きを喰らい、数体の巨大クラゲが、ボンと音を立てて爆ぜた。


 クラゲまみれの壁に、スキマができる。


「次は、電撃攻撃」


「サンダー・ストーム!」


 ボクは熊手を旋回させて、海中で雷をおこす。

 熊手の先端から、雷撃がムチのように放出された。


 雷を壁のスキマへ誘導するように、熊手を差し込む。


 傘を突き抜け、電撃はクラゲの大群を貫く。

「いかん、ファランクスモード!」

 クラゲたちが、中央にいる黒いクラゲを取り囲む。

 密集した陣形、いわゆるファランクスの状態になった。

 しかも、球状になって触手だけ出している。


「これなら、どんな攻撃が来ようと!」


「もう一発、サンダーストーム!」


 雷のムチを再度放出し、突破口を開こうとした。


 だが、鉄壁の壁が再生し、中央のクラゲにまでは届かない。

 絶対防御に回る相手が、こんなに手強いなんて。

 ボクが防御を得意とするから、分からなかった。


「これぞ、クラーケン・パーフェクト・ファランクスたる所以よ! 鉄壁の防御は貫けまい!」

 クパァが勝ち誇る。


 不甲斐ない。せっかく、新装備まで作ってもらったのに。


「まだです!」


 参戦したのは、ベルガたちだ。

 ボクたちのパーティ全員が、サメの背中に乗っている。

 かの字たちの背後には、無数のサメが。


「皆さん、お力を貸して下さい。シャーク・トルネードッ」


 サメや小魚の大群が、一斉にクラゲたちを咬みちぎり始めた。

 ベルガは魚を操る力があるようだ。


「ぬおお、捕食する側が、捕食されるとは!」

 クラゲの防御を破られ、黒いクラゲが退散しようとする。


「今です!」


「うおおお! 黒龍拳・全開!」



 ボクはスピードを限界まで上げて、黒いクラゲに肉薄した。



「ちい!」

 クラゲLOも、黒い触手で応戦する。


 全身に黒龍ルチャのウロコを展開して、触手に対応した。

 黒龍拳と新装備のおかげで、触手だって怖くない。

 必要最小限の動きで、触手を退ける。


「当たらぬ!?」


「黒龍拳・スパイラル!」


 電撃を帯びた熊手で、黒クラゲの傘を突き刺した。



「ぐおおお! おのれ魔王! だが、我が主は倒せぬ! 最強のLOである主はぁ!」


「お前の親玉は何者だ!」


「自身の目で確認するがいい! ぐほおお!」



 クラゲが大きく跳ね上がって、消滅する。


 これだけの力を持つ階層ボスって、いったい何者なんだ?


「ダイキ……」

「はあ、はあ、強かったね」



「クラーケン、まずい」

 クラゲをかじって、チサちゃんが苦い顔をした。

「これじゃあ、メニューに載せられない」


 新メニューを考えていたのか。


「あきらめよう。おいしくないのは、チサちゃんのせいじゃないから」


 名残惜しそうに、チサちゃんはクラゲの欠片をペッと吐き出す。

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