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第九話 魔族もいろいろかも
魔族は背中から翼を出し広げ宙に浮いた。
それの姿は前世の世界で見たアニメに出てくる悪魔のようだ。
歪な形の
「ふふっ、驚いたか!」
魔族は歪な形の翼を動かしながら俺に言ってくる。
驚くも何も俺は前世の知識でああいった奴は翼があって飛ぶと思ってるし、なにより俺だって空を飛べる。
まぁでも、こちらの手札を見せる必要もないからしないけど。
俺って結構空飛べるし有名だったはずだけどな。
まぁ討伐隊と戦う時には俺はいなかったし、わざわざ空を飛べる魔法使いがいるとは言わないだろう。
「あっそ。でも俺は魔法使いだから別に空を飛んでようが関係ないんだけど」
一瞬、魔族は驚愕の顔をした……ように見えた。
まさか、忘れていたのだろうか。
いや、そんなはずは……でも、騎士達を相手にしてたからその可能性もあるか。
もしかしたらバカなのかもしれない。
でも、さっきは作戦みたいな事立ててたようだし……人間と一緒でバカから賢い奴までいるのかもしれないな。
「う、うるさい! それは俺を倒してから言え!」
どうやら図星だったようだ。
なんとも締まらない展開だけど……。
「さぁ、御託はいいから始めようぜ!」
そう言って俺は魔力を手に集中させた。




