【082】営業6日目 営業開始その8 朝活での学びとは
スタッフの条件をもう少し煮詰めてみよう。天魔さんが今月一杯で大阪支店に帰るので、その不足分の補充がまず一つ。そして現状の人数では、シフト調整に無理が出ており、現在は正社員である天魔さんと雪那さんに皺寄せが来ており、無茶をお願いしている状態なんだ。
あとは時渡さんたちは、現状夏休みだから平日の日中も対応してもらっているが、これが9月になると学校が始まるので平日の対応が必要になってくる。
それに天魔さんの言ってた懸念事項もあるので、2人ともいきなり辞めることになった場合に備える意味でも余裕のある体制にしておきたい。
そこからどういう人員が必要になるかというと、天魔さんのレベルまでは必要としていない。現状は天魔さんには、現場の管理や指導などをやってもらっている形になるが、それは本来僕の業務なので僕が頑張ればいいわけだ。
なので雪那さんと同じくらい、可能であればパソコン操作での入力が出来れば言うことなしである。あとはお客さんに笑顔で対応ができて、丁寧に接客出来れば問題ないかな。それに他のスタッフとのコミュニケーションや報連相は当然にあった方がいいね。
こうなると初心者でも構わないけど、接客である程度働いていた人が望ましいかな。男、女に関しては、なるべくなら半々で行きたいとこである。今は女性のパワーに負けている部分が多いので、なるべくなら男性が欲しいとこではある。
でもなるべくなので女性であってもやる気があるなら、採用することになるかな。物の怪か人かは、物の怪は最低2人は欲しい。最後の1人は、人でも物の怪でもどちらでも良い。そうそう、あとはダンジョンや僕らを調査しない人っていうのが肝心だよね。
また同じことになるのも嫌だしね。玉藻姉さんが予見していた新規お客さんの増大を考えるともう1人は欲しいとこではあるが、一度に来てもらっても、教えられる人が現状限られているので、気持ちだけになるな。早いとこ3人が育ってくれれば、もう1人欲しいとこと言った感じだろか。
この条件であるなら、ここにいる人達は大概条件に収まる気もする。受付の子やリンたんであれば申し分ないくらいだわ。
そうこう考えている間に、どうやら、全員ジャンケンが終わったようだ。
「皆さんどうでしたか?本気のジャンケン。楽しめた人!」
リンたんを手を挙げると次々と参加者の手が上がって行くので、僕も同様に手をあげた。リンたんが降ろすと一斉に手が降りた。
「じゃあさ、初めの3戦で全勝した人!」
と手を挙げる。それで手を挙げた人は、鶴姫さんと小咲さんの2人だけだった。
「パチパチパチパチ」
拍手が巻き起こる。2人とも僕がジャンケンした人になるね。大納言さんは、入ってないけど、2人が入ってるってことは、勝てる相手とジャンケンしたのかな?
小咲さんは、僕の出している癖を読んでだけど、鶴姫さんは初手だから、分からないはずだから、純粋な運だろうか?せっかくだから、後で二人にお話させてもらおう。
その後も、リンたんはコミュニケーションが取りやすくなるゲームをいくつかした。普段何気なくしていることでも、本気で取り組むことで色んなスキルが上達することがよく分かった。
朝活、なにこれ凄いよ。始めはスタッフの勧誘だけのつもりで来てたけど、ここに来る人たちは、朝の早い時間からこうやって時間を作って交流しに来る人達だ。意識が高い人ばかりだと言うことがよく分かった。
家で本を読んだり、マーチューブやS N Sの発信で勉強するのもアリなのだが、そう言う意識高い系の人とは、会える機会もないし話すこともないから難しいしね。こういう目的のある場所に集まる人達は、えてして同じような人種が集まることがよく分かった。
うーん、僕も受付フロアを朝だけ解放して、朝活のような感じで何かやってみようかな?興味のあることって、本を読むことと業務の効率化に関してだから集まりにくいかな。
その前にエイトブックで、そんなイベントがあるか探してみようかな。自分でやるのもいい経験ではあると思うのだが、初めからやっている人の輪に入ってその人を応援する形でもいいわけだしね。
それに主催するための時間が正直作れるような気がしないわ。今でさえ、朝から晩までやること一杯一杯だもんな。まずは主体で出来るくらいに業務を減らして行かないとね。
業務を減らすのに必要なことは、
1.人員の増加
ただし、これは経験者のみが当てはまる。
他の業種の人では、指導して覚えてもらって慣れるまでに時間がかかる。長期的に見れば、効率は、上がるが短期的に見るとだだ下がりなのだ。
2.システムの導入
検索作業の短縮、文字の入力作業の短縮
各種資料の作りやすさ
これも莫大な金額がかかるし、覚えるまでには取り扱い説明書を読んだり、人に教えたり、稟議書を書いたりとかなり時間と手間暇がかかる。
オリジナルのシステムを外注で作ってもらおうとすると、作業者のヒアリングや経営者のヒアリング、それでテスト運用もかなると初期の手間暇は凄いかかるのだ。
3.独自でデータベースの作成
簡単なものなら、Exdelで作れるし、フィルタ機能を入れるだけでも、かなり作業性は上がる。
関数を使えばより効率的に、計算や集計作業が可能となる。シフト表もこれで作ったし、やっぱり少人数・中人数規模の会社なら、Exdelが一番てっとりばやいか。
プログラミングもある程度は出来るから、VBBでちょっとしたものなら小一時間もかければ作れるし、それにみあった以上の削減時間にはなるからね。
ネットで検索すれば、該当するようなプログラムは出てくるし、あとは組み合わせれば済むからね。
4.各種作業のマニュアルと教育資料の拡充だね。
マニュアルがあれば、それに沿って教えれば、新人は確実にそれを学ぶことが出来るし、忘れても見直すことで学ぶことができる。担当者によって、教え方が違ったりするので、どうしても、新人の覚え方にバラつきが出てくるから。
やったことのリスト化で潰し込みによるやり方が出来るし、各々のスタッフのスキルの見える化にもつながるな。
これをしおけば、辞めたり、転勤や長期療養になった場合も、代わりにどの人を入れれば良いのか、どんな人を採用したらいいかの目安にはなるからね。
おー、意外とやること沢山あるけど、やればやっただけ後々が楽になるからね。ちょっと天魔さんがいるうちに作業マニュアル作ってみようかな。あっ、その前にその資料が大阪にあるか、確認してもらうか?なければ、桜ちゃんや玉藻姉さん、大輔さんに聞くのもありだな。
流石に妲己姐さんに聞いても、日本語のマニュアルはないだろうからね。うん、いいきっかけになったね、朝活!




