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研究者が作家に転身すると、牙が抜ける?

DeNAついに、ぬけぬけを悪い形で脱出、、良い形で脱出してほしいですね。どもーせみころーんさんですー。ととっとて。


ちょっと前のエントリだったか、セリエリスムの教科書にカレル・フイヴァールツが出てないとかいうやつですよね。


なんと


セリエリスムの教科書ではなくて、ダルムシュタットの教科書なるものがあるんですよね。


Martin IddonさんのNew Music at Darmstadt, Cambridge。これこれ。


これはカレル・フイヴァールツ、ちゃんと載ってるんですよ、けれどもダルムシュタットにバビットは全く関与していないので、バビットのことは載ってないんですよ、、、バビット、メシアン、フイヴァールツの順番で載ってる本ってないんですわー。


でも!いい加減に授業で済まされることの多いDarmstadtの教科書という点では一線を画しております。誰がどこで会ったかまで探偵みたいに調べつくしております。


ちょっとゴウモエラーレヴェルでは厳しいかな、あのひとDarmstadt嫌いだからいいか。ころーんさんどころかすらあっーしゅさんもオーケーでした。大学のレポートレヴェルならこの一冊で十分であると。


でですね


このIddonって人は、もちろん作曲家です。


じゃあYoutubeでぽち、と。


Ptelea for bass clarinet


今となっては懐かしい記譜のプロポーショナルノーテーションを使っているが、通常の記譜でも問題はさほどないように感じる。音量も上がらず、微分音を弱音でうろうろするだけ、、、なら、pppppとかppppとか書いたほうがもっと精度が上がるはずである。


これが2014年の作品とは思えないが、ものすごく批判された記譜法にあえて臨んだのかもしれない。


pneuma.kharis


やはり、この手のジェスチャをソロだけでやるのはやはりきつく、楽器が3人ほど集まったほうが、彼らしいようである。同系統の弱音と微分音。アタックもゆるいまま。pneumaという単語のイメージ通りの音楽で、嫌いではないが、もっと考慮の余地がある、、、食い足りなさが気になった。


近年の若手作曲家は食い足りないままで、わざとそのまんま残すのが、流行りになっているのかもしれない。


Ampelos


これは、ちょっところーんさんはお怒りで、なんでもっと書けないんだとポテイトゥチップス揚げたてのフィッシュドアンドチップス味をがっつがっつ食いながら批判してる。


批判するほどのことはないと思うが、この手の音楽は一歩間違えるとホリガーやラッヘンマンの合唱書法まで後退してしまう可能性が高い。楽譜を見た限り、4分音しか使っていないようで、ここら辺ももっと攻め込んで6分音も使ってやったほうがよかった。


この人の楽譜はこれを含めてもほとんど強弱指定が全くないが、それが強い印象につながっているのかどうかは疑問だ。


pneuma.sarx


pneuma.kharisとほぼ一緒。短すぎる音価を使いこなせないのが残念。pでも128は厳しいが64分音符くらいなら声楽家は使える。


ざーっと聞き通してみましてね、、


最近研究者から作家へ転身、ってケースは珍しくなく、哲学から転身なる人までいます。


でもお、


作曲家や作家って、やはり、学歴では絶対に測れない人生の質ってのが作用するじゃないですか。


そこらへん、どうしても研究で生きてきた人が作家になるというのは、かなり難しい、こういう印象があるんですよね。


もうなくなられてしまったReginald Smith Brindleって人は、Serial Compositionほかの教科書の出版で知られる人ですが、作曲家としても実は作品を残してるんですよね。でも、彼はいまだに研究家として名が残ったままで、作品の回顧は少なくなってしまいました。


研究で名が残ってしまうと、実は作家です作曲家です、と後出しで言ったときに、信用されにくいってのはかわいそうですよねえ、、、


すらあっーしゅさんみたいな原理主義者は開口一番「研究と作家業は両立せん!」「できるわきゃない!」っていうんですよねえ。


でも、、ボグスワフ・シェッフェルやエーファ・マリア=ホウベン、両立してる人もいるじゃん。。


でも少ないな。それはそうかもしれない。


最近流行っているのは音楽学や音楽哲学の学位は取りに行くが研究生活ではないってやつ、これはいっぱいいますね。ピアノやヴァイオリン、作曲もそういうのはいますね。


取っとくといろいろ便利ですからね。学会も顔パスで入れたりね。でも両立型は少ないかな。


作家や作曲家はやはり、個人の人生の質ってのが大事なんですよ。


で、他人の人生の質を顕微鏡で眺める仕事ばっかやってると、自らの人生の質が平凡になるんですよねえ。。


そこらへん、安部公房って人が電子音楽のレッスンなんか一回も受けたことないのに驚異的な創作で知られたりとか、こういうのがないんですよ。


誰にも何も言われずに作っちゃうってのは、どうしても、教えられないんですよね。バルトークやクルターグが作曲のレッスンを断ってるのは、このあたりの事情です。はい。

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