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ゲーマーが往く、異世界チート発見!  作者: ヤタガミ
第二部 喪失と挫折
49/130

第四十八話

ギリギリ、本当にギリギリ間に合った

ちょっぱや(死語)での突貫工事なので、誤字や脱字など確認作業不十分です

見つけたら連絡ください、オナシャス、センセンシャル


あ、凄い長いです(約14000字)

「ふっ……よっと」


両手で抱えた大量の書類が崩れそうになる

それを、軽く体を傾ける事で修正する

もう、そんな動作を何度繰り返した事だろうか


「確かに俺は新入りだけどさ」


仕事量が多い事に不満は無い

他と比べても明らかに持ち運ぶ書類が多い事にも否やは無い

だが


「なんで、大臣達にこんな集中的に仕事を頼まれなきゃならんのだ?」


思えば初日から異常だった

あの日、国王の執務室で心情を吐露した日

仕事の紹介という名の勧誘を受諾し、翌日から働く事になった

と言っても、一切の説明の無いままに、何やら明るい細面のイケメンおじさんが、早朝に部屋を訪ねてきて、あれよと言う間もなく、おじさん三人が集結する部屋に連れていかれたのだが……


幸いな事に、待ち受けていたおじさん三人の内、二人は顔見知りだったから、それほど警戒せずに済んだが、正直無警戒にノコノコと付いていった自分を小一時間責め立てたい気持ちでいっぱいになった


話を戻そう

待ち受けていたおじさん達は、何くれとなく世話になったヘクター、つい先日に知り合い、道案内とアポイントを取ってくれたエドガーさん、そして案内と称して連行したおじさん

名をリチャードさんと言い、国家運営の最上位である国王のすぐ下、三人の大臣最後の一人、政務大臣……らしい


「おかしいだろって話だよ。なんで俺がこんなに偉いさんに直接扱き使われなきゃならんのだ」


と、愚痴ってはみたものの、こういう事になる可能性は十分にあったし、それを理解してもいた

だが、理解しているからと言って、納得できるかと言えば、そんな事は全くない


「城の中をあっちへこっちへと行き来させられて、本当に足が棒になりそうで怖い」


昔の人は良く言ったものだと思う

本当に、最近は終業後膝が固まって曲がらない、股関節も痛くて曲げられない事もある

正に足が棒の様になるというのは、比喩的に言い得て妙であると実感している


「これも労働と割り切れれば良いんだがな」


実際にはそうではない可能性が高いのだ

そう言うにも根拠が在る

こうして城中を何度も何度も行ったり来たりしていると、それは色んな人に会う

単純に部屋を移動している人、別の部屋に荷物を取りに行く人、それとは逆に持っていく人、何やら急いで駆けていく人、それが済んでひと息吐いている人、雑談している人、それを上司に咎められている人

実に様々だ

そして、それらの人全てに共通しているのは、俺程走り回っている人が居ないという認めたくない事実


「例外は何事にもあるけどな」


その唯一にして最大の例外が、三大臣以上の役職に在る人達……俺に絡んでくるおっさん連中だ

ヘクターさんはそれこそ軍関係で城中、王都に留まらずあっちこっち走り回っている

エドガーさんは城中限定だけど、予算関係で常時、アンタちゃんと寝てるの?と思える程動き回っている

リチャードさんなんか、一切執務机から動かないけど、その執務室は常に山盛りの書類に占拠されて、寧ろ動きたくても動けないだろって状態だ

そして極め付けが国王のおっさん……あ、おっさんが増えすぎたから、これからおっさん呼びは国王のおっさん一人に絞ることにした

何でか、あの人を名前で呼びたくないんだよな……いや、解り切ってるけど

でだ、その国王のおっさんは、俺が時間を取ってもらったことが申し訳なく思う程に、その業務は多忙を極めている

正直、元の世界でもあれほど働く人は見た事無いくらい

ブラック企業も真っ青、労基も腰抜かす程の過重労働だ


ただ、あの人達って結構休日あるんだよね

週3位で休み入ってる感じだから、実際の月労働時間はそれほど過剰って訳でも無い


(その休みの分を少し分散させれば、その過重労働もマシになるんじゃないか?)


と思いもしたが、口には出さない

相手がいい大人である以上、この程度の考えに至っていない筈がないからだ

何か、俺みたいな子供には想像がつかない理由があるのだろう

何はともあれ、そういう人たちが直上に居るからこそ、自身の重労働にも寛容になれるという訳なのだ


そんなこんなと考え事をしていたら、第一の目的地に辿り着いた

扉前の衛兵さんがこちらをちらっと一瞥するが、すぐにその眼は逸らされ、正面を向く

仕事始めの時は、止められたものだが、今では完全に顔パス状態だ

それでも、一応会釈してから扉に近づく

ノックして入室の許可を得る事も忘れてはならない

異常に親しみを持たれているとは言っても、俺は部下で部屋の主は上司なのだから

片足を上げて荷を支え、空けた手で扉を叩く


「理です。軍部からの書類を持参しました」


今俺が持っている書類はそれだけではないが、大半がここに持ってくる物だ

急ぎで持っていってくれとは言われていないし、確認したがそんな事も無かったので、早々に荷を軽くする方向で持っていく順番を決定した

その結果が、ここをまず訪れた理由だ


「はいはい、ご苦労様です。今開けますから、少し待っていて下さいね」


返事を待つまでもなく、すぐさま明るい声で返答があった

働き始めから、何度もこの部屋には訪れたが、毎度こんな調子だ

他の人の場合は部屋に居ない場合もあるのだが、この人だけは常に在室している

そして


「………」


遅い

返事があってから、体感で5分近く経過している

実際にはもっと短いのだが、待たされる身には時間というのは長く感じるのが常だ


「今日は何分掛かるか……」


この部屋は、他の大臣執務室とは、大分趣を異にしている

そして、それが今俺を待ちぼうけさせている元凶でもある


「……まだか……」


もうこっちから開けちゃおうか、と抗いがたい誘惑が鎌首をもたげる

だが、それをすればどうなるか……身をもって知っているので、大人しく待機を続ける

衛兵さんと雑談にでも興じても良いのかもしれないが、俺の社交技術は驚くほどに低いので、大して親しくも無い人と歓談する様な神業は不可能だ


「……遅い」


と呟いた直後、眼前の扉のノブが回る音が鳴る

そして、予定調和として扉が開かれる……外側に

こういう重要な部屋の扉って内開きじゃないのかと思うが、その理由も中に入ればすぐに判る


「ごめんね?待たせちゃったよね、ごめんね?ごめんね?」


このリチャードさんと言う人

性格が明るい人なのだが、とにかく弱気だ

あくまでも親しい人限定なのだが、何かにつけて「ごめんね?」と言われれば、逆に苛立ちすら覚えそうになる

因みに、待ちきれずにこちらから入室したら、「ごめんね?鈍間でごめんね?待ちきれなかったよね、ごめんね?」と、凄く落ち込んで謝ってくる

一度やらかしたが、凄まじい罪悪感を覚えたものだ

だからといって、同情はしないが


「ささ、待たせちゃったお詫びにお茶でも淹れようか!ゆっくりしていってよ!」


弱気なくせに、変に強引なところもある

そして、こんな様なのに、仕事では冷静で冷徹、言動も強気と、驚くべき変貌を遂げるのだから、人間性というのは不可思議なものだと思わされる

だが、ここで呑まれてはいけない

明るく、そのくせ妙に弱気で、でも変に強引なこの人は、私的に付き合うならそれなりに良い人なのだが、仕事となると非常に面倒くさくなる

どうせなら、俺に対しても仕事でする様な態度で接してくれればいいのに、と思わずにはいられない


とにかく捕まると面倒だし、仕事を進められないので、書類を渡して早々に立ち去る決心をする

そんな決心を抱いているとは欠片も思っていないのだろうリチャードさんが、ニコニコ笑顔で入室を促してくる

それに従い入室……しようして、まず目に入る障害物に足が竦む

堆く積み上げられた書類の山脈

これを見た者は先ず、それほどまでに仕事に追われているのかと畏怖し

そして、その真実を知った者は呆れ果てる

そう、この書類の山脈

正確には"書類"では無い

崩れない様に、その山の一つから、その地層の一つを抜き取る


「閣下……いい加減に、この様な物臭はお止めになったら如何ですか?」


いささかに無体な物言いだ

だが、この様を見てしまえば、呆れて口調が乱れもしよう


「いや、でもね?こう見えても回転は早いんだよ?」


会話内容が端的過ぎて、当人同士でしか理解出来ないだろう

実はこの山脈、"書類"の山ではない、"紙束"の山なのだ

そう、ここに積み上げられたのは、殆ど全てが白紙の山

そして、それらの使い途はと言えば


「確かに紙は新しいみたいですけど……そういう問題じゃないと、他の方々からも指摘されているでしょう?」


全て、仕事で作成する書類に費やされている……間違っても折り紙や落書きに使ったりはしない、多分

それほど広くない部屋とはいえ、その大部分を埋め尽くす量の紙束が、尽く使われるのも驚きだが、それ以上に、それを纏めて用意し据え置くその不精ぶりこそが、真に驚嘆すべき事なのは言うまでもないだろう


俺が、こんな面倒な指摘をするのも、全ては他の方々……ヘクターさん、エドガーさん、ひいては国王のおっさん、アイギナさんと、カエシウス王国のトップ達に、くれぐれもと頼まれているからに相違ない


「皆酷いよね。サトルにそんな面倒事押し付けてさ。サトルも、嫌なら嫌って言わないとダメだよ?」


「どの口が言うんですか。そもそも、この紙山を作らなければ良いだけですよ」


俺だって、本当ならこんな面倒な事をしたくはない

だが、この様はない、心の底からそう思う

積まれた紙束の山は、崩れた事は無いそうだが、それだって何時までも続くのか、という話だ

それに、明らかに仕事に支障をきたしている

応対に出るにも数分かかるのだ、これを支障言わずに何と言うのか

そして何より


「毎度毎度、入るのにも難儀するんです。いい加減にしてほしいと思っても不思議ではないでしょう?」


出るのに数分かかると言う事は、入るにも同じくらいの時間が費やされると言う事でもある

そして、俺は毎日ここに書類の束を持って来させられている

目の前のおっさんは手ぶらだから気楽だろうが、こちとら両手が塞がっているし、姿勢も不安定だ

そして、崩した事の無い紙山

電流イライラ○をしている気分だ


なら、他の所を回って手持ちを軽くしてくればいい、と思うだろう

だが、この紙束の山を見て想像できる通り、ここが一番紙を使用する

つまり、運搬する書類の中で最も比率が高いのがここなのだ

さっきも言ったが、今日の手持ちの大半がここで消化される

故に、他を回ってから来ても大差ない、どころか、偶に行った先でここへの書類を持たされることもあるのだ

なら、二度手間になっても先ずは手持ちを消化する事を優先しても、別に構わないじゃないか


「でもね?無くなって、その都度補充するとね?本当にひっきりなしに運び込まなくちゃいけなくてね?」


そう、そうなのだ

この人の仕事が速い事もあるが、それだけの書類が作成されているので、とにかく紙の消費が早い

この量の紙でも、一日保たない事もあるというのだから、そりゃあ常識的な対応では追い付かないというのも理解できる

だからなのだろう、他の方々がそれほど強硬に是正を叫ばないのは

だからなのだろう、俺に丸投げしたのも


結局は


「はぁ……解ってます、言ってもしょうがないって事は」


こうなってしまうのだ

でも、このままで良いなどと安住されても困ってしまう

毎度毎度、こんなに時間を取られては、仕事に差し障りが出てしまうかもしれないから


「今お茶淹れるね?適当に座ってね?」


「要りません。まだ、他に届ける書類があるんですから」


そう言い捨てて、やっとたどり着いた執務机に書類を載せる

ここも凄い紙の山だが、ここには白紙は無い、全て"書類"だ


「そう……?遠慮しないで良いんだよ?私もそろそろひと息吐こうかと思っていたからね?」


「それについてはご自由に、としか。ですが、閣下と違って俺はそんなに働いている訳では無いですからね、ちょっと休憩、というには早すぎるんですよ」


この人達の仕事っぷりを間近で見ている身としては、こう……身の引き締まる思いというか、俺も頑張ろうという気になってくる

なので、お誘いは受けられない


「ですから、そんな残念そうな顔をしないで下さい。俺だって、休憩する時はちゃんと休憩しますから」


「そう?ちゃんとだよ?ちゃんと身体を休めるんだよ?無理しちゃダメだからね?」


この人も細面なのだが、それに加えて童顔なので、もう本当に子供みたいな見た目でそんな事を言うものだから、とにかく絆されそうになってしまう

やはり、三人の大臣の内、最も面倒なのはこの人だと実感した


「では、俺はこれで失礼します」


ここらが潮時だと思い、次の目的地へ向かうべく辞去を申し出る


「あ、ちょっと待って?これと……これを、エドガーくんの所へ持っていってくれるかな?」


止められこそしなかったが、幾らかの書類を手持ちに積まれてしまった

そこまで気にならないし、どうせこれから向かうのだから構わないのだが、何故か面倒に感じてしまう

手間は変わらない筈なのに、なんでだろうか

とはいえ、断る選択は無い以上、快く引き受けるのが処世術というものだろう


「分かりました。……これって、何の書類ですか?」


余計な事を尋ねてしまった、と直ぐに後悔するも、吐いた唾は呑めない


「ん?勿論、予算に関する書類だよ?昨日申請があってね、ウチで審議した結果、承認したからって、その旨をね。興味があったら、道すがら見てみると良いよ」


返ってきた答えは意外や意外、驚くほど好意的で且つある程度詳細を語ってくれた

更には、知りたいなら読んでいいとまで

そこまで言われてしまえば、寧ろ見ない方が失礼に値する気がする


「そうですか、では道中目を通してみます」


「はーい。気をつけてね~」


間延びした声で見送ってくれるリチャードさんに振り返り、軽く会釈する

すると、ちょうど作成した書類の山を処理している所だった


(……珍しい場面を見たな)


あの紙山の中、作成した書類をどうやって外部に持ち出しているのか

下手をしなくても、持ち出すのに難儀するのは想像に難くない


その答えがあれだ

政務大臣執務室の執務机には仕掛けが施してあり、最下部の抽斗が引き出し型になっていない

元の世界で言うところの、ダストシュートの様な形になっており、そこに出来た書類を放り込む

すると、それがそのまま直下の部屋に落ち、詰めている政務局の職員達によって仕分けされて、必要部署に届けられるという手筈となっている


「そこまでしなくてもいいだろ、とは思うけどな」


ただ、確かに効率的ではある

あの部屋から持ち出す手間を思えば、それくらいの部屋の改造は容易いだろう

その他にも、あの部屋を中心にして政務局は回っており、そのせいもあって、リチャードさんはあの場所から動く事はほぼ無い


「それでも、ちゃんと息抜きは出来ているみたいで良かったと思うべきなんだろうか」


退室し、衛兵さんに軽く挨拶して、次なる目的地を目指す

リチャードさんの職場環境とその人柄を思いながら、軽くなった書類の束を抱えなおす

紙束という性質上、どうしてもずれてきてしまうから仕方ない

一度、盛大にばらけさせて、途方に暮れてしまったこともあるから、尚更警戒心が強くなる

もうあんな目に遭うのは御免だと考えながら、早くも慣れてしまった道筋を辿る


「……あれは」


政務局から軍部へ向かう道すがらには、城の中庭を見下ろせる渡り廊下がある

ちょうどそこを通った時、ふと美しい庭園のある中庭を横目で見た


「……あれはアイギナさんか?それとアルベルト……と、あれは何だ?何をしている?」


そこに見えたのは、実に不思議な光景だった

位置関係としては、先ずアイギナさんが生け垣を背にして、その正面にアルベルトがアイギナさんに背を向けて立っている

そして、二人を半包囲……生け垣が在るので実質全包囲している、身形の良さそうな男女複数人


「…………あれって襲われてる?いや、絡まれてるのか?」


有り体に言えば、そうとしか見えないのだ

だが、おかしい

ここは天下のカエシウス王国王都の中枢である王城だ

そして、アイギナさんはこのカエシウス王国の第一王女

今は朝も早い、時刻にすれば朝の9時半を過ぎた辺りだろうか

あそこは、城中の大多数の人間の目に晒される中庭


「暗殺……の訳無いだろうし、だからといって最高権力者の一族に衆目の中で喧嘩を売る?」


意味が解らない

不思議だと言ったのはその為だ

あれが何なのか、全く理解が及ばない


「とにかく助けに……と、あれは……」


もし、本当に見たままの事態が起こっているのなら、助けなければ

そう考え、渡り廊下の欄干に足を掛けたところで、問題の場所に向かう人影を見付けた


「あれって……」


その人影は、青紫色をした短髪の少年で、恐らく中学生くらいの年齢じゃないかと思われた

アイギナさん達を取り囲む身形の良い連中よりも、なお良い身形は、更なる高貴な身分だと容易に想像させた

そして、やはり目に付く青紫の髪色

アイギナさんと同じ変わった髪色は、近縁者であると推測するに十分な判断材料となった

以上の事から連想するに


「アイツが、この国の王子様か……」


名前は何ていったかな?

仕事で関わりが無いから、正直なところ記憶に無い

ちらと聞いた覚えはあるのだが


「と、それどころじゃないな」


幾らこの国の次期国王だとしても、だからといって全部任せてハイさよなら、というのは流石に無い

俺は、抱えた書類が飛ばされない様に腕と顎でしっかりと固定して、渡り廊下から飛び降りた

ただでさえ不安定な姿勢で、加えて城と云う特殊な建築物の為か、一階層が妙に高く造られている、その低層階とは思えない高さからの跳躍


普通なら正気を疑う自殺行為だが、割と慣れっこな俺は、危なげなく着地し、生け垣に遮られて見えなくなった現場へ駆ける

幸いにして、俯瞰視した景色から道順は把握していた為、早々に辿り着いた

……のだが、どうやら既に場は収まっていた様だ


「良かった……」


そう呟いて、しかし急に恥ずかしさを覚え、早々に立ち去ろうと踵を返す

しかし


「待っ「待ってください」てくださ……え?」


声変わりをしたかしないか程度の高さの声で呼び止められ、つい立ち止まってしまう


「……それは、俺に仰ったのですか?」


初対面の、それも上司の中でも最高位の人物の息子

多少は謙って接しても、罰は当たらない、どころか寧ろ大正解の対応だろう


「はい、不躾に申し訳ありません。もしや貴方は、マイシマ サトル様ではありませんか?」


物腰は穏やかだ

口調も優し気で、それでいて微笑みを浮かべたその立ち居振る舞いは、多くの人に好感を持って迎えられる事請け合いだと思う

だが、どうにも胡散臭さを否めない

相応に腹黒い社交界を経験した俺としては、何かある、と邪推するに十分すぎる態度だった

しかしながら、即座に取って返すわけにも、今の感想を悟られるわけにもいかない身としては、同様に好意的に接するより他に道は無い


「いえいえ、不躾だなどととんでもない。卑賎な身には過分な、丁寧な言葉を掛けられて、少し身が竦んでしまっただけなのです。小市民の辛いところです」


いやぁ、ははは

またまた、ふふふ


等と、傍から見れば不審極まりない、実にわざとらしい会話の応酬を重ねる

事実、傍から見ているアルベルトなどは、胡乱げな物を見る目でこちらを見つめている


「あの、マイシマ様?こちらにはどういった御用でいらしたのでしょうか?」


そんな、ある種の戦場様の空気を醸し出し、余人が近づき難い謎力場を発生させているにも関わらず、構う事無く割り込み、質問するのは、今回俺が動いた理由であるアイギナさんだ


「いえ、あそこの渡り廊下から、ここで何やら不穏な事態になっているのを目撃しまして。つい心配になって駆け付けたのです」


両手が塞がっている俺は、視線でさっきまで居た渡り廊下を示し、答えを返した

それを聞いた三者の反応は、一律して驚愕に満ちたものだった


「え?あそこに居たのですか?え、でも、あの僅かな時間でどうやってここまで来れたのでしょうか」


そう言って、疑問に頭を捻るのはアイギナさんだ


「……あそこからここまで、短時間にやって来るのは正攻法では不可能だ。なら、あそこから飛び降りた?いや、聞いた話では彼は姉さまと同じで……在り得ない、どうやって」


ぶつぶつと呟きながら、自分の世界に没頭してしまったのは、今注目の王子様

姉さまという単語だけ、何とか聞き取れた

どうやら、疑問に行き当たると考え込む癖が有る様だ


「何を適当な事を。あそこからここまで、この短時間で来れる訳が無い。注目を惹きたいだけの浅ましい嘘だろう。相手にするのは時間の無駄だな」


驚愕も一瞬で冷め、即座に否定から入るのはアルベルトだった

俺としては、コイツに対してはもう思うところは何もないのだが、それはコイツには一切関係の無い話

俺が悪感情を抱いていないからと言って、相手もそうだという訳では無い

そは解っていたのだが


(こうも敵意剥き出しだとな……流石に気分が悪い)


出来るだけ、アルベルトは相手にしない事に決めて、さっさと用向きを済ませてもらう事にする


「それで、俺に何か御用だったのでしょうか?」


アイギナさんの質問もあったが、先に話し掛けてきたのはこちらの王子様だ

順番に片付けるべく、王子様に用件を窺う


「え?ああ、そうでした」


思考に没頭するのは、俺もよくやるので、そこは流す

あまり褒められた癖ではないが、それを今咎めても何にもならない以上は、放置が適当だ


「いえ、今姉さまも尋ねましたが、ここはあまり人通りの無い場所でして。そんな場所にどうして貴方が現れたのか、それが気になったのです。ですが、それも解決しました」


そう言って、にこやかに笑う王子様だが、極一瞬だけその眼差しに宿った剣呑な光を見逃しはしない

どうやら、彼は俺に対して敵意、とまでは言わないが、隔意を持っている様だ

今まで好意的に接せられる事が多かった為に、少し新鮮な気持ちになって、身が引き締まる想いがする


「そうですか。どうやらお気を揉ませてしまった様子。要らざる手間を取らせてしまい、恐縮するばかりです」


慇懃に謝意を示す事で、この話はここで打ち切りだ、という意思を表す

相手もそれを察したのか、これ以上の追及は無かった


「それでアイギナさん。少し尋ねたい事があるのですが、よろしいでしょうか?」


今は仕事中ということもあって、丁寧な口調を心掛ける

一瞬、アイギナさの表情に変化が見えたが、それの正体は解らなかった


「はい、何でしょうか?」


返ってきたのは、実に当たり障りのない答え

訊いてもいいと取れるが、そこに裏の意味を推し量ってしまうくらいには、その対応は冷たいものだった


「今、アイギナさんを取り囲んでいたのは、一体どんな連中なんですか?」


言外に、あんな在り得ない事をするなんてまともな奴じゃないと、いう意味を含ませる

これは、事態がそれ以外の意味を持っているかの確認も兼ねていた


「マイシマ様は、貴族という者達をご存知ですか?」


その問いに答えたのは、アイギナさんではなく王子様

アイギナさんが答える暇を与えず、間髪入れずに答えた様は、どこか焦りを感じるものだった

その瞳には、先程まで在った隔意がより一層強く、それでいてアイギナさんへ一瞬だけ向けた眼差しには案ずる意思を十分に感じ取る事が出来た


その態度の意味は未だ判らないが、悪い奴では無いのだろうと、そう感じた


「貴族ですか?」


質問に質問を返す様で心苦しいが、これもまた意味の解らない質問だった

貴族を知っているか?と問われれば、それは知っているよ、と答えるしかない

現代日本には既にそうした身分制度は存在しないが、未だに旧華族や旧武家が存在するし、我が家の様な財閥家も幅を利かせている


(……そういえば、こっちに来てからそういう連中を見ないな)


強いて言えば、さっきの連中がそんな感じだった

と、そこまで思考を走らせた瞬間に、質問の意味を悟る


「さっきの連中が?」


そうとしか考えられない状況だった

そして、そう考えれば、さっきの異常事態にも理解が及ぶ


「もしかして、政治的な対立があるのですか?」


俺の推論を聞き、腹黒王子様が父親譲りのニヤけ面を見せる

よく似た親子だ、とそんなどうでもいい感想を抱いた


「実際にはそれほど高尚な話ではありません。権勢を取り戻して好き勝手したい連中と、そうはさせないとする父さま達が、暗闘を繰り返していた。今は過去の話ですよ」


つまり、双方の決着は既についていると、そういうことなのか

だとしたら、さっきのは拙いんじゃなかろうか

浮かんだ疑問を、直ぐ様ぶつけてみる


「それでは、先程の者達の行いは何だったのでしょうか?」


状況が決着しているなら、あの振る舞いは明らかに悪手……いや

一つだけ、納得できる理由がある


「あれについてはお話する事は出来ません」


人のことをどうこう言えない、思考に没頭する癖が出ている俺に、そう冷や水を浴びせかける王子様

どうにも、この人を相手にすると調子が狂う

久しくしていなかった、腹の探り合い、揚げ足の取り合い、言葉尻の論い合いを思い出し、酷く気が滅入る


「……そうですか。いえ、私は余所者ですから、深く事情に踏み込もうとは思いません」


だからだろう

痛くない腹を探られ、揚げていない足を取られ、思いもしない言葉尻を論われる

そんな物言いをしてしまったのは

したくもない暗闘の予感に、心がささくれだつのが理解出来た


「仰る通「それは違います!!」り……姉さま」


この遮り方はお家芸か何かだろうか、俺もされたけど

遮られた王子様は、何やら苦虫を噛み潰したような顔をしている

余程話したくないのだろうが、いささか様子がおかしい気がした


「マイシマ様、私どもは貴方を身内として遇しているつもりでいます。その事だけは、どうかお忘れなさらないでくださいませ」


言葉だけを受け取れば、何と高慢ちきな、と感じるところだが、その口調は懇願している者のそれであり、潤んだ瞳、真摯な表情

それら些細な振る舞い全てが、俺の理解を求めていた

どうか思い違いだけはしないでほしい、と


これを意図して出来るなら、彼女は間違いなく悪女の類だろう


だが、彼女に対する感情はそれはもう好感情に満ちており、悪意を邪推するなど在り得ないほどに信頼している

何が言いたいかと言えばだ


「安心して下さい。別に貴女の事を疑った訳では無いですよ。これまでに受けた多大な温情を忘れる事などありません」


そんな恩知らずではないつもりだ

あの日、執務室で告げた言葉に、誓って偽りはない

俺は、世話になった人達に不義理を働くつもりは微塵もない


その言葉を聴いて満足したのか、爽やかに微笑むアイギナさん


「……何だか思っていたのと違いますね」


そして、何やら呟く王子様……いい加減名前を尋ねよう


「失礼な話なのですが、王子様。貴方の名前を伺ってもよろしいですか?寡聞にして存じ上げないものでして」


本来なら超有名人の彼の名前を知らないなんて在り得ない事なのだろう

だが、知らないものは知らないのだ

せめて、礼を失しない程度の慇懃さで、出来るだけ謙って尋ねる

間違っても「お前の名前とか知らないんだけど、どちらさんでしたっけ?」などと言ってはいけない


「ああ、そんな畏まらずとも良いのですよ。父には軽薄に接しながら、僕には丁寧に接せられると、外聞も良くないですし……と、僕の名前ですね、自己紹介を先に済ませるべきでした。失念しておりました、申し訳ありません」


一を聞いて十を知る、という言葉が在る

今の状況とは違うが、何故かそんな言葉が脳裏に浮かんだ

それにしても、結構な慇懃無礼っぷりだな、この王子様


「僕の名前はカリド。カリド・ファーレン・カエシウスと申します。以後お見知り置き下さい」


そう言って、実に丁寧に、それでいて洗練された礼をするカリド王子

実に様になっているが、それ故にどこか嫌味ったらしくも感じてしまう

浅はかな対抗心と自覚しながらも、負けじと返礼する


「これはご丁寧な挨拶痛み入ります。こちらも自己紹介が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。別世界からの稀人、現在は国王陛下直属の庶務官を拝命しております、舞島 理で御座います。些末な存在でありますが、御記憶の片隅にでも置いて頂ければ幸いです」


幼稚な対抗心からか、慇懃も慇懃、過剰に過ぎ、それでいて意味不明な自己紹介になってしまった気がするが、特に気にしないでおく…………気にしたら負けだ


ふふふ、いやいや

ははは、そんなことは


早くも恒例行事化しつつある愛想笑いと謙遜の応酬を重ねる

が、何時までもこうしている訳にもいかない

俺は今現在、職務に精励中なのだから

自分で言うのも何だが、割と勤勉な性質なんだ


「では、私は仕事の最中ですので、これにて御前を失礼させて頂きます」


これ以上はない程に正当な理由を淡々と述べて、一礼……しようとして、抱える荷が邪魔で頭を下げられない事に気付く

既に軽く頭を下げ始めたところだった為か、非常に格好悪い様を曝してしまう羽目になった


「……失礼します」


少し居た堪れない気持ちになり、早々に辞去するべく踵を返す

だが、その時に呼び止める声が掛けられた


「あの、マイシマ様。少しお時間を頂く事は出来ますか?」


遠慮がちにそう尋ねるアイギナさんに、一瞬だけ返答に詰まる


「……申し訳ありませんが、仕事がありますので「それなら、僕が代わりましょう」……はい?」


しかし、やはり仕事中である事を優先した俺は、上司の誘いを断る部下の定型文の様な文句で断る

……のだが、そこに割り込むのは、やはりというか、人の言葉を遮るのが伝統の王族、その後継者であるカリド王子様だった


「代わるとは?」


意味など解り切っているが、唐突な申し出を受け、つい反射的に問いかけてしまう

それくらい、軽率で、在り得ない発言だった


「それは、アルシリウス卿とオルブライト卿へ持っていくのでしょう?それくらいなら、実務に携わっていない僕にも出来ますよ」


王子様、カリド殿下はさも当然の様にそう言い放った

それが、どれほど問題のある発言か、気付きもしていない、といった風情で


「いえ、それは流石に出来ません。王子様に仕事を押し付けるなどと」


当たり前だが、相手は王子様

この国の支配者一族で、更にはその後継者だ

そんな人物に仕事を押し付けたとあっては、現在も地を這っている俺の評判は、瞬く間に地の底に沈みこむだろう

ただでさえ、俺への加害行為を戒める命令が、その王子様の父親から発せられているのだから

恩を仇で返した、と受け取られでもしたら、それこそ、今こうして城中で働いている事が無為になってしまう


「姉さま。マイシマ様への用件というのは、大事なものなのですか?」


どうやら、王子様は姉姫を味方に付けることにした様だ

実に強かだと、警戒心を一段階引き上げなければならないだろう


「ええ、そうよ。マイシマ様、今日が何の日か、もしかしてご存知ないのですか?」


そして、アイギナさんも肯定し、加えて何やら重大な用件がある事を含ませるものだから、俺の困惑具合は益々増していく


「今日ですか?」


さて、何かあったかな?

というのは冗談だが、出来れば無視したい用事でもあった


「今日は、マイシマ差の御友人達が王都を発たれる日ですよ、お見送りは為さらなくともよろしいのですか?」


よろしいです、とは言えない

先ず訂正してほしいのだが、クラスメイト達の中に友人と呼べる人物は殆ど居ない

百合は友人と言うより家族だし、木野とあと一人くらいだ、友人と言えるのは


そして、これが何より重要なのだが、どの面下げて会えと言うのか

別に引け目は無い、俺は何か悪事を働いた訳でもないのだから

だがそれでも、俺はきっと嫉妬してしまうから

ここに来たせいで俺が無くしたものを、ここに来たおかげで手にした連中を見たら


だから行きたくないし、無視したいし、実際無視した

あの日、治療院で別れてから今の今まで、意図的に百合達に会うのを避けてきた


「マイシマ様が、ユリとミキの事を避けているのは気付いていました。私も、無理に会わせようとは思いません。ですが、せめて見送るだけでもしませんか?遠くから見るだけでもいいのです」


余程、顔に出ていたのだろう

今の感情を、ものの見事に、いやそれ以前の感情まで、ピタリと言い当てられて、黙り込むしかなくなった

彼女の提案は、やはり俺を慮ってくれてのものだろう

そして、いつの間にか友人関係を築いていた百合達の事を思ってのことでもある


そうまで理解していながら、なお拒絶する理由は俺には見つけられなかった


「……カリド王子。これ、任せてもいいですか?」


今までの慇懃さを少し緩めて、多少砕けた口調に変える

頼み事をするなら、逆にこれくらいの方が馴染みやすいと考えての事だ


「元々、僕から言い出した事ですからね。勿論構いませんよ」


そう言って、徐に近付き、そのまま書類の束を抱えて持っていってしまった

何も言わず立ち去る様が、少しだけカッコいいと思ってしまったのは、絶対に内緒だ


「……気を遣われてしまいましたね」


思わず呟くその言葉に、アイギナさんが反応を示す


「マイシマ様?その様に畏まるのはお止め下さい。………その、あ、余り堅苦しいのは止せ……と父も言っていましたでしょう?」


不満げに、俺の態度の修正を促す

その口調が既に畏まっているのだが、自身のそれは棚に上げるつもりの様だ

普段の口語がそれなのだから、仕方ないと言うしか無いのだろうが


だが、若干の歩み寄りも見受けられた

今はそれで良しとしよう


「そうは仰いますが、姫様?私は今仕事中でして」


この姫様も、仕事中は実に事務的な対応に終始している

初めなどは本当に、何か仕出かして嫌われてしまったのかと、気を揉まされたものだ

互いに仕事が終わった後に、当人が駆けてきて盛大に弁明していった、その態度から色々と察したのだが


その時の衝撃はかなり堪えた

だから、今ちょっとした当て擦りをしても、まあ罰は当たるまい


「あら?マイシマ様は、仕事を放棄してしまう様な不真面目な方だったのですか?お荷物は、弟が持って行ってしまいましたが」


……口調は丁寧でも、流石に大国の実務に携わっているだけはある

こちらの細やかの抵抗なんて、軽く捩じ伏せてしまえる、その手腕は一流のそれだった


「はい、降参、降参だよ。確かに、荷を預けた以上は、俺は仕事中じゃありません」


仕事を優先しているなら、取る物も取りあえず、持ち去られた荷物を追いかけるべきだ

そうでなくとも、新しい仕事を求めて動き回るのが筋だろう

それをしていない以上は、俺は仕事を中断していると考えるのが妥当だと

ならば


「はい、よろしい」


他所行きの口調を止めるのも仕方ない、という事だろう

父親に似ていない満面の笑みで肯定されれば、俺としては是非も無い

これで良しとしよう、そう思える


「それで?遠くから見送ると言ったが、具体的にはどうするんだ?」


気恥ずかしさも相俟って、露骨な話題転換を図る


「皆様は正門から出立なさいます。その正門には上部に見張り台が設置されていますので、そこから見送ろうかと考えています」


成程、割と絶好のスポットが在る訳だ

だが、一つ気掛かりな事があった


「アイギナさんが良いのか?百合達を直接見送らなくても」


それでなくても、彼女には立場がある

俺達は国賓扱いされている以上、その出立とあれば、彼女が直接見送らないのは問題ではないか?

クラスメイト達にそれを理解できる奴が居るかは分からないが、悪感情を抱く奴が居ないとも限らない

そして、その程度を彼女が理解していないとは思えない


「ユリとミキには、既に先日挨拶しました。他の皆様にも、直接面談して慰労を済ませました」


その辺はしっかりと次善策を施していた様だ

実務経験豊富な彼女を、俺如き新米が慮るのは烏滸がましかったか


「そうか……二人は元気にしていたか?」


直接会うには、やはりまだ躊躇いがある

その躊躇いの原因はまだ判らないが、二人の心配をするくらいは許されるだろう


「二人とも変わらずお元気でしたよ。それ以上は、直接お会いになって確かめてくださいな?」


そんな俺の葛藤を、彼女は容易に見抜いて、揶揄い混じりに気遣いの言葉を掛けてくる

その時の表情は、父親のニヤケ面によく似ていた

ここでオリチャー発動!

登場予定は次の部だったリチャード、カリドを召喚!

チャート(あらすじ)を大幅書き換える!

この効果により、今話の文字数大幅増加!

約5000字から約14000字へ!


メガトンコイン


はい、換装した完走ですが……

バカヤロウ!二人も増やして、まともに書けるわけないだろ!いい加減にしろ!



と、茶番はここまでにして

はい、本気で今月のノルマブッチするかと思いました

本当は

1.ヘクターさんのところへお荷物持っていく


2.クラスメイト達の出立を知る


3.理くんが心情をヘクターさんに語る


4.アイギナさんがヘクターさんの下に訪れる


5.アイギナさん、理くんを見送りに誘う


6.移動中、身形の良い少年に絡まれる 理くんが撃退


7.理くんとアイギナさん、遠くから百合と美樹を見送る


という流れになる予定で、実際書き上げてました

その書き上げた話は4957文字でした

なんか物足りねぇな?こんなんじゃ作品になんないよ

と考えてしまった私は、何を血迷ったか先日25日になって、急遽書き直しを敢行

登場予定の無かったリチャードさんをヘクターさんの代わりに

そして、絡まれるシーンを全面修正して、理くんの活躍を全面カット、代わりにカリドを登場させました


もうね、ホントにしんどかったよ

誰だよ、5000字程度じゃもう物足りないなんて言い出した底辺ゴミ屑は……

俺だよ、チクショウめー!オッ○イぷるんぷるん!

俺もスター○ンみたいに、一話2000字程度でコツコツ上げるべきだったと反省してる


精神状態おかしいので、今回はこれにて

次回は、百合ちゃんと美樹ちゃんによる説明回ですね

二人の今後、クラスメイト達の近況を語って、ちょっとだけ理くんの過去に触れて、パパパッとして終わり!

な感じ


そして定型文

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では、また次回に

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