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世界最低辺の逆襲

これが最終話です。

もしかしたら後書き読まれない方がいるかもしれないので先に言わせてください。


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

もしよろしければこの作品の感想欄、もしくは私のTwitter(@pqq0HoSa8291ou7 希望の花)にて感想、アドバイス等々書いていただければと思います。

アフターストーリー的なものも書くかどうか悩んでいるので希望があれば言ってください。

無ければ書きません。

...この金縛りを壊さなきゃあのまま神の裁き(ジャッジメント)とやらで殺される。

逆に金縛りを壊してもおそらく何かがある。


「壊さないのか?なら、遠慮なく殺させてもらう。

死ね!神の裁き(ジャッジメント)


高く掲げられたメルクの腕から強烈な光がのび、剣を型どる。

その剣の長さは優に4mを超えるだろう。


まずい。あれは本当に殺しにかかってる。

その上、もう片方の手にも纏ってやがる。

間違いなく躱された時用だろう。


破壊しなきゃ確実な死。

破壊してよけても高確率の死。


「はぁぁぁぁああああ!」

なら、生きれる可能性が少しでもある方に。


金縛り破壊。


即座に横に移動し、初撃を躱す。

すぐ真横を光の剣が通り過ぎ、空気が焦げる。

そして少し切れ目に引き込まれた。


「やっぱりか!」

メルクは既にもう一つの光剣を振り始めていた。


体勢の崩れた今の状態からできるのは才能の使用のみ。

だが、何か嫌な予感がする。

避けた方がいい気がする。


「一か八かか...。」

でも、やるしかない。

メルクと俺の距離(・・)を破壊する。


メルクの目に驚愕の色が浮かぶ。

「はぁ!」

剣を振った体勢で無防備なメルクの体へ、破壊の一撃を叩き込む。


が、メルクは吹き飛ばず、その場で回転して裏拳を放ってくる。


咄嗟にガードするも、少し下がらせられる。


「そんなこともできるのか。そして、よくもまあ神の裁き(ジャッジメント)を躱したな」

メルクが少し、ほんの少しだけ焦っている様に見える。


「メルク、何焦ってんだ?」


「焦ってなどいない」


「そうか、」

視線が交錯する。


彼我の距離を破壊。

眼前に現れたメルクの顔を、俺の出せる最大火力の連撃で攻撃する。

放つ拳撃はメルクの顔を陥没させ、連携に混ぜる蹴撃によってメルクの体は吹き飛んでいく。


飛んで距離が離れれば再度距離を破壊し、また乱打を食らわせる。

攻撃に意識を割く隙間を与えず、一方的に俺が殴れる構図が完成する。


殴る間は無酸素運動。よって、息がきれた瞬間に蹴りを入れ、距離を破壊する間に酸素を取り込む。


「ぐぞぉ!やりやがったなこのぶっ!」

まともに喋る隙も与えない。


更に回転率をあげる。

体全体の筋肉が悲鳴をあげ、強引にリミッターをかけようとする。

が、そのリミッターを破壊する。瞬間火力が爆発的にあがり、ショットガンの高速接射のような無数の暴力がメルクを撃つ。


当然、全身への負担と疲労も大きくなる。

だがその負担も疲労も破壊してしまえばいい。


限界を超えた破壊力が、すでにボロボロのメルクに叩き続けられる。


「メルク...お前は最低な神だったよ。でもな、最後は感謝してやる。お前のおかげで俺はあいつらと出会えて、またあの世で逢えるんだからな。」

メルクから声は聞こえない。

静かに、メルクの体から血が流れ出る。


「アデル様、おつかれさまです。」

後ろから、桃髪の子が言ってくる。


「私は、これで自由になれます。最後に、頼みを言ってもいいですか?」

彼女は、強制的にこの仕事をさせられていたのだろう。

「ああ、できることなら聞いてやる」

既に体は限界を強引に引き出した代償によって内側から破壊されており、外見は普通だが臓腑がズタズタというかなりエグい状態だ。できるのは、死んでくれって頼みくらいしか叶えられないかも。


「この神域にいる、他の神々の呪いを破壊して欲しいのです」

「それは、一から探せと?」

「いいえ、ひとまとまりに私がしてあります。これは、あなたにしか頼めないのです。神を超える力を持ったあなたにしか」


いいか、神のいない世界は、何かと危険だ。神がいても、危険だったが...。


「分かった」



バキン!

鎖の壊れる音が連鎖する。


「これでいいか?」

「はい、ありがとうございます。では、また機会があれば、あの世で」

「ああ、またな」

俺が封印を破壊する所を見届けたあと、彼女は空気に溶ける様に消えていった。


そして、俺の意識は闇に溶けるように落ちていった。




「アデル、お疲れ様」

チヅルが、手を振っている。


「おかえり、アデル」

村のみんなが俺を見ている。


「来るのが早すぎないかい?」

困り顔のキャンデルが頭を撫でてくる。


そして、

「ありがとう、アデル」

見知らぬ女性に、抱きしめられた。


「誰ですか?」

優しい抱擁についかしこまる。


「そういえば、今のあなたとは初対面でしたね。私は地球の神です。」

これが、地球の...。


「そうですね立ち話もなんでしょうから、少しお茶でも飲みませんか?」


「あ、はい」

何故かほんわかする。


「あれ?席が多くないですか?」

3席、椅子が置かれていた。


「いえ、少しあなたと話をしたいという者がいて、一緒に話すことにしたのでこれであっています」


俺と話たい者?


「お主が、アデルかのう?」


「は、はいそうです」

突然、闇の中に人が現れた。

筋骨隆々だが、背はそこまで高くない。


「儂は、地神 アースじゃ。今回の事、感謝してもしきれない。」


最後に助けた神の中の一人ってことか。


「さあ、座ってください」


3人同時に席に着く。


「で、話は?」

早速始める。


「そうですね、まずあなたは今、世界を一つ救いました。

これによって多量の報酬を渡すように神々、といってもほとんどがメルクに封じられていたため、ほぼ私の独断ですが決めていたのですが、その世界の勇者であるあなたが死んでしまっているため、報酬を渡せないのです」


あ、なんかわかった気がする。

生き返るかどうか聞かれそう。


「そこで、あなたには3つの選択肢があります。

1つ目は私達の力であなたを生き返らせて報酬を渡す。

2つ目はこのまま天国に行き、何もせず、永劫の時を生きるか。

3つ目は神になる。

このどれかなのですがどれがいいですか?」

まず、一番は無いな。俺だけ生きていても意味が無い。

二番と三番の区別がよく分からないな。


「二番と三番目は何が違うんですか?」


「二番目は本当に何も無いところでただただ無意味に生きるだけです。三番は、神の仕事がありますが、下界の様子を見れたりできるので、娯楽は一応ありますよ」

ふむ...退屈は脳を退化させる。

三番か。

「三番になったら付き人とか選べますか?」

もし一人ですと言われるのなら迷わず二番だ。


「はい」


「じゃあ三番で」


「わかりました。では今日からあなたは廻神です。人々の輪廻転生を扱う神です。付き人は誰にします?」


「チヅルとキャンデルの二人で」


「...それはできません」


え...?

「え...?」


「付き人は一人だけなんです」

なん...だと...!?

「そ、そこをなんとかできませんか?!」


「神々との誓約で──」


「いいじゃないか。」

アースが声を上げた。


「アデルは儂らの命と世界を救った勇者だぞ?それくらいのわがままは許してやろうぞ」


「ですが、みなさん納得するでしょうか?」


「するじゃろ。自分の命を救ってくれたのだからな」


「そう...ですか。わかりました。では、アデル。二人の付き人を選ぶ許可を出します。その代わり、仕事はしっかりしてくださいね」


「は、はい」

「それではお開きです」

あ、話ってそれだけなのか。



気づいた時、俺の周囲には何も無い明るい空間が広がっていた。


「ここ、は」


「そこがあなたの神域です。」

言葉が降ってくる。

「欲しい物があれば...明後日までに言ってください。その時は無料で調達します。ただ、その後は料金がかかりますからね」

え、家具とか全部稼いで買うの?うわあ鬼畜ー。


「それと、付き人のおふたりはあなたの中にいます。呼び出してあげてください。それでは、廻神として、頑張ってくださいね」


声はそれきり聞こえなくなった。


「チヅル、キャンデル、聞こえる?聞こえたら出てきて」

自分に、いや、自分の中の二人に声をかける。


すると、俺の体から2つの光が出て、二人の姿を再現する。


「「アデル!」」

俺は、二人に同時に抱きしめられた。

俺も、抱きしめ返した。

暖かい時間が過ぎる。


「で、アデル。この女性(ヒト)なんなの?」

「それはこっちのセリフよ。アデル君、誰なの?この女性(ヒト)は」


「チヅルは俺の妻で、キャンデルは、なんだ...」

最後の最後にキャンデルにドキッとした様な記憶があるからはっきり赤の他人だといいきれない。


「憧れの人?」

俺は笑って誤魔化した。

チヅルは勝ち誇った様に笑い、キャンデルは頬を膨らませてご立腹だ。


「さて、今はそんなことよりも──」


「絶対に私もお嫁さんにしてもらうんだから...」


「購入する家具とかを決めたい」

不穏な言葉が聞こえたが、無視だ。



まあ、なんにせよ。失ったものは取り返し、神という座にもついた。これで世界を変えれる。

今後は、俺の様な人間をださない。

それが目標だ。

そして、日本の様に平和で技術の高い国を創らせるように動こう。


妄想が膨らむ。


「よしっ!」

頬を叩き、喝を入れる。


「なんだと!?」

「お前に勝ち目ないぞー!」

「うわわわ!」


あいつらといると、楽しくなりそうだ。

まずはここまで私の作品を読んでくださり、ありがとうございます。

ここまで続けることができたのは、みなさんのおかげです。


っと、堅苦しいお話はここで終了にします。

ここでは少しだけ本編の疑問に思ってるんじゃないかという所を私なりに考え、解説?する予定です。


一つ目、何故キャンデルはアデルのことが好きになってるの?

みなさん、疑問に思いませんでしたか?

特に何かをした訳でもないのにいつの間にか好きになってる。

これはキャンデルがショタ好き(後付け設定)で、アデルの小さいのに一丁前な言葉を使う姿に惚れた、というように私自身では考えて書きました。


2つ目、何故ランドは裏切ったのか?

基本、作中に出る冒険者というのは自己利益を追求する集団です。

危険なことには基本的に無視をします。

あの時のランドは、近衛に一人では勝てないと判断したため、裏切ったというようにしています。


3つ目、


なんか今日中に投稿出来なさそうなので

質問があればしてください笑


それと、よければ私の他の作品も読んでくださるとありがたいです。

最近はVRMMOに手をつけ始めました。

更新が止まっている作品も動かします。

作品情報から飛べるはずなのでもしよければ是非。


それでは、失礼します。

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