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京都?

燃えるように真っ赤な葉


どこからか聞こえてくる鐘の音


まるでタイムスリップしたかのような木造建築の数々


まさにそこは、秋の京都そのものだった




「すごーい、京都に来たみたい」


広がる6層の光景を見て、昨年行ったであろう修学旅行の思い出を思い返しているようだ


みたいと会長が言ったのは、ここが京都ではなく京都ぽいところだからだ


この6層のテーマは和だったので、適当に現在の京都の昔の建物はそのままに、近代の建物は昔の建物に見えるように加工を施し作成した


だから京都タワーのようにやたら高い塔が建っていたりとどことなく違和感のある京都もどきが6層である


「そういえば2年生はそろそろ修学旅行のはずだったよね?」


「はい、京都に行く予定でした。本当なら」


そんなに修学旅行を楽しみにしていたのか、奈々さんと真衣から突き刺すような視線を感じる


「ほら、今回来れたしよかったですよね?」


「八ツ橋食べたかったな」


「うっ」


流石に八ツ橋など食べ物まで再現していない


これ以上恨まれるのは嫌なので、この層にいる間、2年生とはあまり関わらないようにしておこうかな








「ボスどこにいるかな?金閣寺?嵐山?それとも清水寺かな?」


まるで旅行の計画を立てるかのようにウキウキしながら次の目的地を考えている


「会長は修学旅行どこに行ったんですか?」


真衣が質問したが、その顔は何か悪いことを企んでいるようだ


「私は二条城とか祇園とか巡ったよ」


「そして地主神社もですよねー」


「そうそう、ってなんで知ってるの?」


漫才のような綺麗なノリツッコミが炸裂した


「会長のリュックの中にあるのをつい見つけちゃって。恋愛成就のお守り」


「な、な、見間違いでしょ?私のお守りは...そう、安産祈願よっ」


「それはそれで問題ですよ会長」


顔を赤らめながらも頑張って反論したが、よりにもよって安産祈願が浮かんでしまった会長は自分で首を絞めた


「ああーっ、もういじめないでー!」


穴があったら駆け込みたいであろう会長が必死にかがんで顔を埋め隠れようとするので、おかしくておかしくて笑ってしまった


こんな日常が永遠に続けばいいのにな











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