準決勝
「やっぱ勝ち上がってきたか圭太」
「キャプテンも意外と強いんですね?」
剣道バカとかゲームマスターとか薙刀やたら強い人とかアホみたいに強いキャラばかりが目立って活躍があまり見られないが、サッカー部のキャプテンだけあって抜群の運動神経やセンスによってトップクラスの強さを誇る
「意外と強いからな?舐めんなよっ」
早速馬場が攻めこみ、攻められ慣れていない圭太は意表を突かれ受けるだけで精一杯だ
「え、つよっ」
サッカーなんて足しか鍛えられないだろうと思っていたら意外と腕力もすごくて、剣を押し込まれ驚きを隠せない圭太
なんとか向きをかえて剣を弾く
「なんだ?それで終わりか?」
弾かれてもすぐさま圭太に飛びかかりどんどん圭太を圧倒していく
「お前の安達あいへの想いはそんなもんか?」
「はあ?」
突かれた剣を横に跳んでかわし、さらにそこからもう一度今度は前へ跳び馬場の背後へと移りながら斬りかかる
それをすんでのところで防ぎなんとか圭太のペースにしないよう剣を抑え込む
「キャプテンはなんでそんなに本気で戦うんですか?」
剣を振りほどき、猛スピードで馬場を斬ろうと駆けだす
「そりゃさ、」
馬場の横を駆け抜けその間に斬り倒そうという圭太の攻撃の意図を汲み取り、すれ違いざまの攻防に備える
すれ違うまであと3歩、あと2歩
そしてあと1歩
「渚を取られたくないからだ!」
渚?という疑問符が圭太の頭に浮かんだ瞬間
この攻防の結果は出ていた
「グハッ」
剣が腕をかすめた
この痛みはまるで現実のものと思ってしまうほど、あまりにもリアルだった
これが圭太がこのゲームでまともにくらった初めてのダメージだ




