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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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80/144

080★過去の記憶をより鮮明に思い出してきました


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 指輪に嵌まっていた小さな水晶球は、ガッちゃんの能力で巨大化にし、その水晶球にお父様?の姿が(うつ)っておりました。


 いや、この声はお父様の声で、けして聞き違いではありませんよね?

 それに、見間違(みまちが)いでも無いと思います。


 でも、幼少期の頃から認識や意識の阻害(そがい)をされてきたので、はっきりとした姿を見るのは初めてです。


 呪具(じゅぐ)に邪魔されない状態で、初めて見たお父様はかっこよかったです。


 ふわぁ~…なんか、お父様が予想よりもすっごく若いんですけどぉ?

 その上、目に優しくないほど(すご)い美形なのねぇ~………。


 うわぁ~………なんか、いたたまれません。

 デブスの私が、お父様の娘なんて………。


 いや、少しは()せましたけどね。

 でも、まだまだあちこちに脂肉が残っています。


 コウちゃんのなんちゃって美容整形という裏技で、かなりのボンッキュッボンッに近い姿になったとはいえ………。


 こんな娘が私で良いんですか?

 じゃなくて………いったい、何でしょう?


 なんか、もの(すご)物々(ものもの)しい雰囲気があるんですけど?


 それと、お父様の周囲(しゅうい)(うつ)る、何処(どこ)かで見たコトのある美形集団。

 なんだろう?


 こう……記憶の奥深(おくふか)い部分が(みょう)に刺激されるのですが?


 私は、お父様の背後で、背景と化している美形集団に小首(こくび)(かし)げる。


 この美形集団に、どれも見覚えがあるんですけどぉ………。

 それも、現在ではなく………前世で、見たコトあるような気がしますね。


 年齢的には、ほとんどの方が、お父様と()たような年頃(としごろ)だとは思うのですが………。


 いや、家族としてとかじゃなくて………どこかで………。

 年齢的には、ギリでクリスマス()えかしらねぇ?


 見ためてきには、20代前半くらいっておかしくない?

 あっでも、種族的に長命ってことかしら?


 それとも、ラノベ設定によくある一定年齢までは、若い姿のままとかいうやつですかねぇ?


 なんだろう、これ………まるで、RPGのアバターみたいだじゃない?な


 ………えっとぉ~……う~ん…何だろう?

 (なに)かものすごぉ~く…こう記憶に引っかかるんですけどぉ?


 巨大水晶珠に(うつ)る美形集団を見て、困惑(こんわく)する私に、コウちゃんが言う。


『ママァ~…コレってぇ……ほらぁ~…前世で、3人ともやっていた、あのゲームのキャラに似てない?』


 その言葉に、私はハッとする。

 正解を教えてもらったような感覚に、私の中の何かが納得する。


 ああ……そういうことぉ~………。

 そっか、コウちゃんは魂の中で3人分の前世を、私と一緒に(めぐ)っているから、覚えていたんだ。


 私が前世で遊んでいたゲームなども、コウちゃんはかなり覚えているみたいね。


「あっ……そっか……なんかとても見たコトあると思ったら、これって、何度も何度も………難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンの【狂いし神子の討伐(とうばつ)】の攻略に挑戦した時の、お気に入りのお助けキャラだぁ~………」


 そうだよ、このメンバーのお陰で、半死半生でも全滅(ぜんめつ)をまぬがれて、再チャレンジできたんだよ………。


 そりぁ~……(した)しみのある美形集団よねぇ~………。


 引き()かれてできた空間障壁(くうかんしょうへき)空間裂傷(くうかんれっしょう)を、世界の【(ことわり)】に(したが)って自然治癒するためのエネルギー(げん)になりかけた時に出現(あらわ)れるお助けキャラだわ。


 難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンの【狂いし神子の討伐(とうばつ)】の攻略に(おとず)れた冒険者集団を生贄(いけにえ)として、()()くされずにすんでいたのって………。


 って………あはははは………そっかぁ~……お助けキャラ達は、お父様達のパーティーだったのかぁ~………。


 そう言えば、ダンジョン内に居るはずの誰かを探しているって………。

 それって、私だったのねぇ………。


 いや、そうよねぇ~………。

 あのダンジョン内に、個人でいる人を探す理由(わけ)がこれで理解(わか)ったわ。

 

 つーと、コレはシルビアーナが、美少年コリウスによって、ダンジョンに送られたことで起こるイベントってコトよねぇ。

 でも、それって、かの色々とてんこ盛りのなんちゃって乙女ゲームの中のミニイベントだったりする?


 コレって、あのRPG要素が濃厚な【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】ってイベントになったりして………たらぁ~り………じゃないわよねぇ~………たぶん…きっと。


 ちょっと小首(こくび)(かし)げてから、私ははっきりと思い出す。

 ゲームを創造(つく)った会社が、本来は男性向けエロゲー専門だったことを………。


 どこか漠然(ばくぜん)と、男性オタク向けのエロゲーってことは、此処に来てから認識していたけどねぇ………はぁ~……。


 そして思い出すのは、なんちゃって乙女ゲームのシリーズ(すべ)てをコンプするのに、とお~っても費用がかかったことだった。


 勿論(もちろん)、その中には【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】の他にも、名前と内容がまだ思い出せていないなんちゃって乙女ゲームの存在も複数あった。


 そのなんちゃって乙女ゲームが、なんかとんでもない内容だったことを、今更(いまさら)にうっすらとだが思い出す。


 そう言えば難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンの【狂いし神子の討伐(とうばつ)】や【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】というイベントで、最悪なバットエンドって魔物の産卵母体ってやつだったけど、それはメインじゃなかった気がする。




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