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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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279/279

279★どうやら、赤ちゃんのコトはジオンに丸投げのようです


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 うぅ~ん………この状態をなんて言ったら良いのかしらねぇ………。

 あの2人組の言動から考えて、シアちゃんに授けられた赤子は、どうやらなんらかの【理=(ことわり)】を司(つかさど)っているみたいだし。

 その上で【調停者】とか言う役割もあるらしい。


 この世界を守る役割をもった者を、この世界に定着させるために、赤子の姿にまでは創造(つく)ったけど………てきな感じだったわね。

 途中で飽きちゃったか、はたまた、ジオンと自分達を裏切り【封印】した者達に動きがあって、それを追い駆けるために、創造(つく)った赤子も【封印】していったというところかしら?


 あの2人が、なんらかの目的をもって、わざわざ赤子の形体(けいたい)で創造(つく)ったような言動だったけど………コウちゃんの兄弟姉妹のように、エネルギー枯渇状態っぽいのよねぇ………はぁ~………。


 それに、なんか綺麗さっぱりとまっさらなんだもの。

 OSをインストールされていないパソコンのような状態なのかしら?

 はたまた、すべてはインストール済みで準備万端のにセットしてあるけど、起動のカギはジオン、または、ジオンを解放した者(=シアちゃん)にお任せってことなのかしら?


 それって、結局は、あとのことはジオンにすべてお任せってことじゃないの?

 もし、シアちゃんが幻の攻略対象者であるジオンに気付かず、あのまま【封印】から目覚めなかったら………。


 そう思考が行きついた私は、そのコト(=もろもろの最悪な想定)を想像してゾッとする。


 なんせ、シアちゃんが2人組に授けられた赤子は、どう見積もっても、見事なほどまっさらなのだ。

 文字通り、色彩さえない、ただ見た目が赤子の姿をしているというだけの状態だったりする。


 そう言えば、コウちゃん達って、女神の愛し子である【神子】を解体したことで誕生した神獣だけど、私が知る限りではぜぇ~んぶ白色系だったのよねぇ………いや、それでもアルビノというわけではないのよね。


 だって、目の色はきちんと光彩も色もはっきりしているし………。

 コウちゃんの瞳は、紺碧色に金色が散りばめられたラピスラズリ色だし、ガッちゃんの瞳だって金色の混じった深紅色だもの。

 まぁ~…どちらも被毛は白色だけどね


 フリード君の瞳は朱銀色よね。

 そこは、大元(おおもと)であるコウちゃんとお揃(そろ)いじゃ無かったわねぇ………。


 そう思ってから、フリード君は魂核(こんかく)のカケラと内包する力だけで、本来の身体(からだ)というモノが無かったという事実を思い出す。


 って、そうだったフリード君は、コウちゃんという魂核(こんかく)の一部がなんらかの要因で剥がれおちた魂核(こんかく)のカケラだけで、その状態を護(まも)るために繭(まゆ)になっていて肉体は持って無かったんだっけか。


 たしか、狼系獣人の子の身体(からだ)をもらった状態だから大元(おおもと)の色は判らないわね。


 掌(てのひら)を赤子に翳(かざ)したまま考え込んでいたら、シアちゃんが不安そうに瞳をゆらしながら問いかけて来る。


「ねぇー…ライム…この赤ちゃん、もしかして不味い状態なの?」


 あらあら…心配させちゃったかしら?

 とはいえ、たしかにこの赤子は、あまり良い状態では無いわね。


 シアちゃんにどう説明したら良いかしら?


 そんなことをなんとなく考えつつ、私は安心させるように首を振る。


「うぅ~ん…そぉ~ねぇ………この右の腕輪の中で蘇生(そせい)の時を待つ神獣達とは、ちょっと違う状態かな? こうして、この赤ちゃんの持つ、内包する魔力に触れて見た限りじゃぁ~………腕輪の中に居る子達に比べると、まだまだ十分平気な状態よ。魔力枯渇まではいって無いわ」


「えっ…そうなの?」


「うん、緊急をようするってほどではないわ。ただ、かなぁ~りギリギリだけどね。それにね、この赤ちゃんってば、どうやら、あの2人に、この世界の【神子】としての役割を定められて創造(つく)られた後に、その生命を維持するためにだろうけど………どうやら、極限まで休眠状態にされて【封印】されたままだったみたいね」


「そう言えば、あの2人組の映像が………なんかそんなことを言っていたよねぇ………」


「それよ。なんかの役割のための【理(=ことわり)】だとか………そういうモノを存在自体に仕込まれているようだけど………」


 うぅ~んこの言い方で良いのかしら?

 良い言葉や言い回しが浮かばないわ。


 なんか、丸投げかんたっぷりなのよねぇ………。

 それも、ジオンとジオンを解放した者にね。


『代替の【神子】は創造(つく)ったから、後始末よろしくぅ~………』


 って、ジオンにポイした感じで………まさに丸投げ感たっぷりな2人組だったわね。


 それが、あの2人組の映像を見て、私が感じたモノだけど、はてさて、それを言ってもいいものやら………。


 私が次の言葉を探している間に、シアちゃんはきょとんとした表情で首を傾(かし)げて言う。


「えっ? もしかして、この子ってばジオンやフリードみたいに【封印】されているの? もう、あそこから出た時に【封印】は解(と)かれているんじゃないの?」


 水晶柱に【封印】されているところを解放したので、もう【封印】は全部解(と)けたと思っていたらしいシアちゃんに、私は首を振る。



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