256★前世のゲームでのキーアイテムの扇(おおぎ)を回収
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
ジオンは、解体した【神子】から誕生した神獣には興味ないようだし………。
つーか、もっかジオンの瞳には、シアちゃんしか映ってないものね。
だから、魂のカケラだった第8の神獣にあたるフリード君にも、なんのこだわりもないんでしょうねぇ。
今だって、さりげなくシアちゃんの腰を抱いちゃっているしねぇ~………クスクス。
コウちゃんもガッちゃんも、私の肩で呆れて見ているくらだから………じゃなくて、さっさと魔晶石の対価を払わないとね。
呆れて見ている私達に気付くコトなく、シアちゃんは頬をうっすらと染めながらジオンに視線を向けてからハッした表情をする。
ぅん? 何かあったのかしら?
私は小首を傾げてシアちゃんの視線が向かっている方向を見る。
あっ扇を開きっぱなしで置き忘れていたのね。
なるほど、やっとそのコトに気付いたと………。
そう思ったと同時に、シアちゃんの唇が無意識に言葉を零れ落とす。
「あっ…そっかぁ~…扇だぁ………何か綺麗に忘れていると思ったら、ジオンに握らせた扇を回収するのすっかり忘れていたわ」
あはっ…シアちゃんって本当に、かなりの天然よねぇ………。
クスクス………フリード君は魂のカケラだけとはいえ、コウちゃんの一部から誕生しただけあって行動的よねぇ………。
すぐさま拾いに行くなんて………。
そう言えば、シアちゃんのコトをままって呼んでいたもんねぇ………。
男の子はマザコンになりやすいのよねぇ………。
まして、身体を得られなかった不遇っ子だし………。
なんてコトを考えている間に、フリード君ってば嬉しそうに扇を手にしてシアちゃんに差し出しているわね………うん、立派なマザコンね。
「はい、まま」
シアちゃんもフリード君が可愛くてしょうがないって顔しているわね。
あの華奢で儚げな姿のシアちゃんに対して、流石にままは違和感あるけどね。
あれなら『お姉ちゃん』や『姉上』のが似合うわね。
でも、レイパレ(R18)外伝の攻略対象なんて知らないけど、フリード君は攻略対象からは外れるわよねぇ…たぶんだけど。
だって、ショタッ子はあの会社を考えると無いと思うし………。
ロリもあまり好みじゃなかったようだしね。
なんと言っても、ボンッキュッボンッが好きだったはずだし………。
いや、レイパレ本編の悪役令嬢の私は、ボンッボンッボンッのドラム缶でしたけどね。
いや、コウちゃんのお陰で、理想的なボンッキュッボンッになったし、このアバターもボンッキュッボンッだけどね。
ああ、いやなこと思い出しちゃった。
じゃなくて…そんなコト考えている間に、シアちゃんてばフリード君が回収して来た扇の確認が終わったようね。
「ありがとうフリード、幸いなコトに何処も壊れてないわ。まだ、この扇はこの神殿でのキーアイテムとして必要かもしれないから………」
ああそう言えば、あの扇ってキーアイテムだって言っていたわね。
この神殿が、前世で生きていたあの時に発見できなかった、幻の神殿らしいのよねぇ………。
レイパレ(R18)での通称名は【牢縛の神殿】だったけど、その名称の由来が、第6の幻の攻略対象者ジオンをおぞましい呪詛の縛鎖で雁字搦めにして【封印】していることから来ていたなんでねぇ………。
ジオンは第6の幻の攻略対象者だったけど、見付からないはずよねぇ~………こぉ~んな場所に【封印】されていたんじゃねぇ………。
でも、こうして実物見て思うのは、ジオンって私の好みじゃないわねぇ………。
いや、たしかに綺麗な男ではあるんだけどねぇ………それで言うなら、アルディーンお兄様のほうが………じゃない。
あやしい方に思考が流れるわぁ………でも、ヤンデレはちょっと。
はぁ~………どの攻略対象者も、程度の差はあれヤンデレなのよねぇ………困ったコトに。
そうなると、1番マシなのは………って考えてしまうのよね。
最有力は、やっぱりアルディーンお兄様かなぁ?
流石に、同母の弟なんて絶対に御免だわ。
一緒に暮らしたことが無いから、ほとんど他人同然だと言っても過言ではないんだけどぉ………それでも、本能的な拒否感があるのよ。
だって、同父母の実弟との近親相姦なんて、ぜぇ~ったいにイヤだもの。
だからって、アレ(=元皇太子ルドルフ)の弟なんてもっと御免だわ。
いや、気の良い子なのはたしかなんだけどねぇ………。
それ(=醜い自分を気にせずお菓子を片手によく会いに来てくれた気立ての良い子だけど)とこれ(=元皇太子ルドルフの弟であること)は別よ。
生涯を連れそう伴侶なんて、生理的に絶対に無理。
あと残っているのって………とうがだいぶ立っているのとか………止め止め…今は冒険を楽しむんだから………。
そう思う私の葛藤を知らないシアちゃんに、フリード君がジオンに負けじとスリスリしている。
ああ、あの姿って癒されるわぁ………。
コウちゃんやガッちゃんのもふもふも私を癒してくれる。
そこに、ジオンの良い声が響く。
「とりあえず、中を探索するか? 暗くなる前には帰らないとな。あいつらが心配するぞ」
あいつらとは言っても、どう考えても、元仲間のことじゃないわよね。
ジオンの言うあいつらって誰のコトかしら?




