237★とりあえず、友好的に………って、同郷の転生者?
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
その儚げな少女の呼び戻しの言葉に、藍白の頭髪を持つ狼獣人の少年は素直に答える。
「はぁーい…まま……」
そして、儚げな少女の方へと向き直ってから、何かを思い出したかのようにツイッと振り返って、痛みに呻いて蹲っているコウちゃんとガッちゃんを観察し、呆れ果てたような声音と口調で冷然と言い放つ。
「……ったく…何時、あいつらの【虚牢】とかいう異空間の【封印】から解放されたしらないけど。ボクのままに襲いかかるなんて、本当に野蛮だよねぇ~………神獣の風上にもおけない、蛮行だよねぇ。まったく【神子】から、きちんと身体を持って誕生したっていうのにさぁ………みっともない」
と、コウちゃんとガッちゃんが、何者かを認識した上で侮蔑の言葉を言い捨てて、華奢で儚げな少女に、嬉しそうに抱き付くのは、フリードと呼ばれた狼獣人の少年。
あれはあれで、可愛いわねぇ~………あの藍白の髪をモフモフしたいわ。
じゃないでしょ、私、状況を考えなさい………と。
そんなひとり突っ込み?をしている間に、深紅の長髪の男の人………ジオンと呼ばれた彼………も、剣を納めて華奢な少女の側に寄り添う。
う~ん、少女の名前がわからないわね。
目の前の3人って親子なのかな?
ジオン君は無骨そうだし、いっさい喋らないけど………。
そんなコトを考えている私に、華奢な少女が声をかけて来る。
「えっと、はじめまして? だよね」
あら、可愛い声ね、声優にこんな感じのいたわねぇ………じゃなくって、とりあえず、コウちゃんとガッちゃんを宥めないとね。
幸い、相手の少女はおとなしそうなタイプだし………。
どうやら、あちらのパーティーの主導権は、少女が持っているみたいだわ。
まずは、頭を軽く撫でて、コウちゃんとガッちゃんを通常に戻さないとね。
「コウちゃん、ガッちゃん、急にどうしたの? ここに、貴方達の敵なんてモノはいないわよ」
そう私が、コウちゃんとガッちゃんに声をかけていると、あちらの華奢な少女も、獣人少年フリード君に話しかけている。
が、その内容は………。
「ねぇ~…フリード………アレってもしかして、あの謎の神殿に描かれていた壁画の7匹の神獣の内の2体かなぁ?」
えっと……謎の神殿ってなに?
壁画って?………えっ…7匹の神獣?
もしかして【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】最奥で、過去に起こったコトが、壁画になっているってコト?
そう言えば、コウちゃんとガッちゃんを見て、フリード君は神獣の風上にもおけないって言ってた。
そして、まだ話しは続いている………コレ、私には重要な内容だわ。
「うん、間違いなくね。でも、いきなり攻撃は無いでしょ………まぁー…おおかたジオンの姿を見て、誕生直後の………当時のコトを思い出しちゃったんじゃないかな?」
そんな少女とフリード君の会話を、ジオンって呼ばれた深紅の髪の彼は、困りきった表情で、私とコウちゃんとガッちゃんを見ては、少女へと視線を移して、何か言いたそうにしている。
って、あれ?もしかして、彼は喋れないのかな?
………じゃなくて、少女に声かけられたのに、答えて無いよ私。
コウちゃんとガッちゃんがいきなり襲いかかったことも謝罪していないし、わざわざ向こうの少女から声をかけてくれたのに、なにも答えないって………私も不味い対応しているわ。
ここは友好的に、なんとかお話合いをしたいわ。
だって、なんか私の知らないコトをしっていそうだし………って言うか、【神子】と神獣の関係を私より知っていそうだもの。
わたしだって、コウちゃんやガッちゃんのコトをもっと詳しく知りたいのよっ………じゃないでしょ、私。
流石に、このままじゃ不味いから………とりあえず、ここはちょっと反応が遅れたけど、挨拶からよね。
「えっと………その…ごめんなさいね。声をかけてくれたのに………ふたりが突然暴走したのに、止められなくって………じゃなくて、あらためて、自己紹介するわね。私は、ライムって言うの………なりたてだけど、一応はA級冒険者よ。それで、こっちの翼付きの白虎の子がコウちゃん。こっちの紅輝獣の子は、ガッちゃんって言うのよ。ご推察の通り、どちらもたしかに神獣よ」
さっき、コウちゃん達を神獣って言っていたから、ある程度は知っているとふんでいいのかしら?
なんにしても、手探りよね。
彼女達は、どこまで知っているのかしら?
それも確認しないと、不味いわよね。
さて、向こうはなんて答えてくれるかしらね?
なんて思っていたら、わりとフレンドリーな感じて、儚げ系の華奢な美少女が自己紹介してくれる。
「えっと、私はシアっていうの………それで、この狼の獣人の子はフリードって言うの。そして、こっちの深紅の長髪の青年はジオンよ。ちなみに女神の【神子】を解体しちゃった者達の内のひとりね」
えっとぉ~………それ言っちゃうの?
随分と直球ねぇ~………。
なんか、シアちゃんで危なっかしい子ねぇ。
普通、そんなコトを言ったら、狂人扱いになっちゃうわよ。
そう思ってから、狼少年のフリードも深紅の長髪青年ジオンもシアと名乗った少女の言動も行動もとめないことに気付く。




