019★私の3人分の前世が同時期な理由
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
そうそこに思考が行き着いた時に、私はそのありえないような事実に行き着いてしまった。
ちょっとまって、なんで? いや、うっそぉ~……どうして?
前世の記憶の中の3人ともに、同じ乙女ゲームとリンクしたRPGのゲームしているぉ? なんで?
女暗殺者として育て上げられた私も、アラフィフの喪女の私も、市役所職員で自衛隊の陸自の予備役に入っていたオタクな私も、同じRPG【黄昏の解放】のゲームをしているわ。
ちょっと待って、落ち着くのよ、私。
ここは、一旦全部今のシルビアーナの立場とかは脇に置いて………。
前世の記憶を整理するのよ、シルビアーナ。
私は、コウちゃんのモフモフな背中を撫でながら、思考の海へと潜り込む。
コウちゃんは、撫でられる感触にうっとりして、とろとろとした微睡みへと入り、無意識に両足で私のふくよかなお腹をモミモミしていました。
くすくす………本当に、コウちゃんて子猫みたいだわぁ~……癒されるわぁ~………。
じゃなくて………もう、本当に嫌ねぇ…長い間、あの3点セットで意識や思考力を封じられていたセイで、物事を考えるという作業がしづらいわ。
とりあえず、今の時点で解っている私の記憶を整理しないとね。
私の前世が生きていた時代って………。
こことは違う、剣も魔法も存在しない、地球って星の日本って国。
これは、間違いなさそうね。
バブルがはじけて………いや、絶頂期のバブルが崩壊して………えっとぉ………。
私は、私の前世3人が、全員、多少の誤差はあるものの同時期に生きていたことに気付いてしまった。
「えっと………どうして?」
びっくりし過ぎて、私は思わず呟いてしまう。
その言葉に、お腹をモミモミしていたコウちゃんが、ハッとしたように揉むのを止めて、上半身を起こして、私を見上げて言う。
『どうしたの? ますたぁー……』
可愛いコウちゃんの質問に、隠す理由も無かった私は、ありのままを口にする。
「うん、今ちょっと前に気付いたことなんだけどね。今の私、シルビアーナは、前世は異世界の人間でね。その異世界の記憶が3人分あるの………」
コウちゃんは、私の言葉を聞き漏らすまいと、無意識に両手をお腹の上部に当てて、伸び上がるようにする。
わぁ~い…コウちゃんの顔が近いわぁ~………じゃなくて…ああ思考が脱線しやすいわぁ………はぁ~………。
『前世が3人分?』
「うん、それは…まぁ良いのよ。問題はね、どうして同じ世界で、同じ地域で、同時期に生きていたか? ってことなよね」
そこがわらないわぁ………というと、何故かコウちゃんが突然ショボンとうなだれて、か細い声で言う。
『…ごめん…なさい…ソレ…俺のセイ……』
泣きそうな声での思念波に、私はコウちゃんを抱きしめて問いかける。
「別に、そのことに怒っているわけじゃないのよ。ただ疑問に思っただけだから……ね。でも、どうして? 3人が同時期に同じ地域で生きていたことが、コウちゃんのセイなの?」
そう問いかけた私に、コウちゃんはびくんっと身体を震わせてから、オズオズと答える。
『あのね……俺は…魔力も…能力も…全部失った状態で………異世界……そう、ますたぁーの…前世が生きていた世界に…この世界から、跳ばされてちゃったんだ……』
その言葉に、私は考える。
もしかして、異世界の前世の私達がやっていた、あの色々とてんこ盛りの乙女ゲームとリンクしたRPG【黄昏の解放】という、この世界とよく似たモノが何らかの媒体となって、何らかの理由で弱りきったコウちゃんを呼び込んじゃったってことかな?
『この世界から弾き飛ばされた先の異世界には、魔素も真那も無い世界だったんで、慌てて防護結界を張ったんだ………そこで力が尽きちゃって………』
(※マナという言葉に漢字が無かったので、見た目重視の漢字を当て字として入れました。 真那=マナでどうかな? と思いまして………。by.作者)
耳はへにょりとたれ、お尻尾もダランとしてしょぼくれたような姿で、そう説明するコウちゃんを、私は怒ってなどいないよと優しく撫でる。
コウちゃんの話しの腰を折るのは気がとがめるが、知らないことはきちんと聞いておかないと、話しの内容が理解らなくなっちゃうよね。
「えぇーと…コウちゃんちょっと聞いても良いかな?」
『うん…なぁ~に?』
小首を傾げるコウちゃんの愛らしさにクラクラしながらも問いかける。
「うん、あのね………コウちゃんの言う、魔素と真那のことを教えてくれる?」
私の問いかけに、コウちゃんはコクッと頷いて説明してくれる。
『えっと魔素は理解るよね。ますたぁーの大好きなラノベやゲームで使われている魔法の素となる力だって………』
小説やゲームに出てくる用語なので魔素はちゃんと理解るけど、もうひとつのききなれない言葉についてを聞く。
「うん………やっぱりソレなのね。理解ったわ。それじゃ真那って言うのは?」
『真那って言うのは、創造主がこの世界を創造る時に込めた力が溶け込んだ、純粋な自然の力って言えば良いのかなぁ………』
コウちゃんの説明に、私は首を傾げ、自分の知識に該当しそうモノを引っ張り出して聞いてみる。
「その真那っていうのは、前世の世界での霊能力とか言うモノとも違うの?」
私の問いかけに、コウちゃんはコクッと頷いて答える。




