183★とりあえす、私のコウちゃんとガッちゃんの紹介です
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
お父様は、かなりの譲歩をしても良いって言ってくれましたけど………。
それって、本当なのかしら?って思ってしまいますわ。
でも、月に1度ぐらいは、家族に会うために私の宮に戻るのも良い思います。
それに、ここは、素直にコウちゃんとガッちゃんを紹介しましょうか。
と、いうか本音で言えば、見せびらかしたいです。
だって、ふたりとも可愛いんですもの。
だから、私は隠れている、コウちゃんとガッちゃんに小さな声で囁く。
「コウちゃん、ガッちゃん。お父様達の前に出て挨拶して欲しいの。きっと2人の愛らしさと賢さ驚くと思うの」
私の囁きに、2人は声を揃えて答えました。
『はい、ますたー』
本当は、ペット自慢?
じゃなくて、守護獣自慢をしたくてたまらなかった私です。
マントの影から、コウちゃんとガッちゃんは、声をかけた同時に現われます。
可愛らしい翼虎のコウちゃんと、紅輝獣のガッちゃんの姿に、お父様達は瞳を見開きます。
後で教えてもらいましたが、どちらも非常に珍しい種族でした。
そして、コウちゃんが愛想良くお父様に話しかけます。
「はじめまして、コウです」
「はじめまして、ガッです」
コウちゃんに続いてガッちゃんも、お父様に挨拶します。
人間の言葉を喋るふたりに、お父様達は呆然としてしまいました。
守護獣は、主と心話、又は、念話で会話をするとされている。
だが、主以外の人族と会話すコトは無いのだが、その時の私はそう言う一般常識すら知らなかったので、普通にお父様に挨拶してもらいました。
だから、念話での挨拶ではなく、空気を振動させての挨拶に、お父様はびっくりしたのだと、あとから教えられました。
ようするに、私は前世知識(=主にネット小説やファンタジーラノベなど)のセイで、知能がある生き物とは【契約】などをすれば、意思疎通できて、普通に会話できるモノだという認識だったのだ。
だが、実際は、守護獣や従魔というモノは、人族の言葉を理解し、喋るコトができないというコトを、私は知らなかったのです。
だから、お父様は瞳を見開いて言います。
「シルビアーナ、お前の守護獣は本当に力があるのだな。有り余る魔力で空気を振動させて、人族の言葉を操るほどの知能も器用さもある。何よりもお前の望みを叶えたいと思っての、忠誠心が素晴らしいな。ただし、これらはとても珍しい種族だから、ふだんは今までのように、その姿を隠しておきなさい」
お父様は、コウちゃんとガッちゃんを自分の目で確認して、驚いたみたいたけど、ホッとしてもいたらしい。
どうやらシルビアーナには、強力な守護獣が付いているって納得したみたいです。
「はい、お父様、コウちゃん、ガッちゃん、また姿を隠してくれる?」
言葉にしてそう言えば、ふたりは楽しそうに答える。
「「はい、ますたー」」
そう言った後に、スゥーと姿を透明化させて、ひょいっと私の両肩へと移動する。
そんな私に、お父様はにっこり笑って話しかけてきます。
「シルビアーナ、お前の望みを叶えたんだから、ピアスを着けるよな」
お父様そんなにきらきらしい笑顔を向けないで下さい、どきどきし過ぎてくらくらしてしまいます。
それに、お父様はにっこり笑っているけれど、黒いオーラがめちゃくちゃ漂ってますよ。
ここで逆らったら、絶対に強引に連れて帰るって言われそうなんですけどぉ~………。
でも、今は意識阻害のピアスを着けているからと、言ったらどうなるかな?
「お父様……そのぉ…私は…今…意識阻害のピアスを着けていますの………その上に、別の魔法のかかったピアスを着けるのは………」
私の言葉を途中で遮ってお父様が言います。
「シルビアーナ、このピアスは意識阻害の方のピアスにかけられている魔法の邪魔にはならないモノだよ。だから安心して着けなさい」
新しくピアスの穴を開けることに抵抗感のある私は、思わず口にする。
「でも、穴をひとつしか開けていませんし………」
私は儚い抵抗を続けてしまいます。
そんな私の抵抗をお父様は、それはそれは黒い笑顔で潰してくれました。
「シルビアーナ、ではアルディーンにピアスの穴を開けてもらいなさい」
「……えっ…?」
お父様の予想外の言葉に、私は驚き過ぎて何も言い返えせませんでしたわ。
なんで、アルディーンお兄様ですの?
そこ、自分がではありませんの?
いや、それより何が何でもピアスを身に付けさせたいんですね?
「なに、アルディーンなら、お前に痛みなど感じさせずに開けてくれるよ」
まぁ……立場が皇太子となってしまった以上、シルビアーナの身の安全は最優先事項なのは理解りますけどね。
それでも、ピアスの穴を開けられた時の痛みが思い起こされて、ちょっと身が竦んじゃうんです。
幼少期、両親の元から攫われた直後に与えられた、痛みと気持ち悪いおぞましさが思い出されて、ひどい嫌悪感が湧き上がります。
あっ………コレ……この気持ち悪い感覚って、トラウマだわ。
今更だけど、あの俺様のブランデル廃皇帝ってば、幼い幼女のシルビアーナに、何してくれてんのよっ。
なんか、思いっきり仕返ししたいわね。
私が、仕返しできたと思えればなんでも良いんだけど………。




