160★登録名が決まったので、冒険者登録しましょう
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
そう、この時の私は、しがらみの全てから開放されたと言う喜びから、自由感を満喫していました。
だから、ハイオシス帝国の未来のためにと、シルビアーナを可愛がってくれた、慈愛のセレナーデお祖母様が、アレクサンデル伯父上様との間にもうけた一粒種のブランデル皇帝とその息子・ルドルフ皇太子が種無しになるような薬を盛っていたことも知らなかった。
そう、亡きセレナーデ皇太后陛下の指示で、私が帝王学まで徹底的に習得させられていたことも知りませんでした。
勿論、私自身にハイオシス帝国の皇位継承権が存在しているコトも、なぁ~んにも知りませんでした。
更には、ブランデル皇帝のやらかしのセイで、お父様が皇帝の地位に着いてしまったことも、全然知りませんでした。
その時の私は、冒険者登録するために、現在の自分の身の上の設定を考えることに勤しんでいました。
とりあえず、騎士課には、王族や貴族の女性を護衛するために、女性の騎士もいますから、大丈夫なはずよね。
勿論、その下で色々と動く兵士課の女性兵士もいましたからねぇ………って。
あれ? でも、私には、女性騎士が付きませんでしたね?
どうしてでしょうか?
まぁ~…今更、未来の皇太子妃となり、皇后となる責任をポイッとすることと決めた私には、そんなコトは些細なことで、どうでも良いことですね。
後から考えると、本当に、情報収集をしないことと、無知は怖いと思い知りました。
けど、この時はやっと自由になれたことと、念願の冒険者になれるということで、浮かれていたので、そんなことに気が回らなかったのはたしかな事実です。
では、私は、シルビアーナではなく、平民の女性兵士で登録ですね。
ふむ、生まれも育ちも王都で良いですわね。
年齢は……偽り無しにしましょう。
とはいっても、年頃の少女達の感覚も思考も嗜好も話題も、ぼっちだったんでわかりませんけど………。
職業は、とりあえず前衛の戦士ですね。
後で、ある程度ランクを上げたら、魔法戦士にすれば良いですわ。
名前は、前世の綾香と幸恵のどちらを変形させましょうか?
男性名のアキラは、女性名でも通るけど、パスしましょう。
なんとなくですが、他とやたらと被りそうですから………。
あっ………それとも、アバターの名前を使いましょうか?
う~ん、悩みますねぇ………。
いや…でも…あの屋敷の地下に作ったアバターが存在している可能性は濃厚ですから、アバターの名前は、そちら用として残しておいた方が良いわね。
となると、やっぱり普通の名前が良いわね。
あっ…もしもを考えて………。
お父様とか、アルディーンお兄様に見付かった時ように………。
登録名は、ルビアにしておいた方が無難かしら?
うん、決まったわ………今日から私は、平民のルビアよ。
買い食いして歩くのも、美味しいと評判のお店を探索するのも自由よ。
じゃない、んなことしたら、昔のようにふくよかになってしまうわ。
それに、過去に戻って、弟に会いに行かなきゃいけないもの。
でも、まずは登録をしなきゃね。
登録内容が決まった私は、受付のおじさんの下に向かった。
そして、私は、おじさんに話しかける。
「あのぉ~…冒険者登録したいんですけどぉ~………」
「はい、冒険者登録ですね。では、書類を渡しますので、名前、年齢、出身地、職種、活動予定地などを書き込んでください」
おじさんはそう言って、1枚の紙を私に渡してくれた。
ざっと見てみるとたしかに、おじさんが言った内容が書いてあった。
ただ、中には謎な部分もあったりする。
家族欄って、両親や兄弟姉妹の他に、婚約者または、配偶者って?
意味が判らなかった私は、思わずおじさんに質問する。
「家族の欄は、なぜ必要なんですか?」
私の質問に対するおじさんの答えは、予想をかなり逸脱していた。
「ああそれね。この国の上位ランクの冒険者は、貴族出身者が多いんだよ。基本は親公認なんだけど、中には勝手にやっている子もいるんだ」
それを聞いて、私は、ギクッとしましたよ。
ええ、私も親に黙ってやろうとしていますもの………。
というか、そんなに居るんですか?
貴族出身者の冒険者って?
じゃなくて、それは、黙っていれば良いモノではないのかしら?
隠すってことは、本人が必要性を感じてい無いってことでしょ?
私自身、お父様達に知らせる気なんてゼロですもの………。
だから、私は聞いてみることにした。
「たしか、年齢が規定に達していれば、身分に関係無く、冒険者になれましたよね?」
私の確認に、おじさんは溜め息を1つ吐いて言う。
「冒険者になるのは良いんだけどねぇ~………ダンジョンに潜って大怪我したり、行方不明になった時に、連絡する先が必要なんだよ。ほら、他のベテランパーティーに依頼して探してもらうっていう選択肢を取ったりする時に、親が貴族だったら、豊富な資金があるから、さっさと探してもらえるでしょう? そうすれば、同じパーティーの仲間も資金的に楽になるでしょう」
おじさんの説明に、私はなるほどと思ってしまう。




