112★いったい何がどうして、俺が廃嫡なんだよっ〔sideルドルフ〕
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
シルビアーナがソルス・ロス・エンダ村に向かっている、その頃。
廃嫡されたルドルフは、傷の手当を受けながらつい先ほどの出来事を回想していた。
血統だけで、なんのろくな能力もない不細工な婚約者に、卒業パーティーの会場で婚約破棄を叩き付けてやった。
ついでに、シルビアーナ辺境伯令嬢というの身分も剥奪してやった。
あんなビア樽のような女が、俺の婚約者だなんて、冗談じゃない。 どうして父上は、あんな血統だけの………それも辺境伯程度の………娘を俺の婚約者にしたんだ。
まったく、娘なんて呼べないようなオークのようなモノと婚姻なんで、どんな拷問だよ。
あんなのが、このハイオシス皇家の皇太子たる俺の婚約者だなんて、絶対にイヤだと何度訴えたことか。
もっと血統の良い公爵や侯爵の娘と、婚約者を替えてくれっと訴えても、父上は一切取り合ってくれなかった。
俺を可愛がってくれているはずの母上に訴えても、やはりあの寸胴の顔色や肌色の悪い不細工との婚約を解消することは許してくれなかった。
あんな不気味な女とも呼べないモノに、ハイオシス皇家の皇太子妃を表現す対のブレスレットとネックレスとサークレットの3点を下賜して、身に付けさせているなんて絶対に間違っている。
ああ言う高価な装飾品は、マリエのような優しく可憐な少女にこそ相応しい。
何時でも、俺を気遣ってくれて、愛らしく甘えてくれる、マリエこそが俺の隣りに相応しい。
だと言うのに、父上も母上も、あんな辺境伯風情の娘を、皇太子妃に据えようなんて信じられない。
亡くなったお祖母様も、あんなビア樽のような体型で感情表現の薄い不細工を何故か猫可愛がりしていた。
ずぅぅぅぅ~っと厭だった。
あんなバケモノみたいな女が、婚約者で未来の皇太子妃だなんて………。
あの手この手であの女を排除しようとしても、常に監視が付いているために、どうにもできなかった。
学園を卒業したら、あのオークのようなシルビアーナとの婚姻は秒読みとなる。
シルビアーナをイジメる分には、誰も何も言わなかった………。
ただ、魔法で焼き殺してしまおう思うと、何時の間にかシルビアーナを護るように護衛が出現れて、排除することができなかった。
だけど、俺もとうとう学園を卒業することになった。
このままでは、あのまるでオークのようなシルビアーナと婚姻をして、子供を儲けなければいけない。
マリエのように、抱き締めるとフワッと良い香りがして、瑞々しい弾力と柔らかさのある胸もない身体を持っいる訳でもない。
だからと言って、ずば抜けた血統でも容姿端麗でもない、その上で魔力もほとんどないようなシルビアーナと生涯を共にするなんてしんでも御免だ。
皇太子として、父上に決められたシルビアーナとの婚姻は、どうやったって覆らない。
その上で、あの恥知らずなオークもどきは、俺の可愛いマリエを目の敵のようにイジメているようだ。
もう、陽の目が見えないような場所に廃棄て、俺とマリエの側から排除するしかない。
あんな不細工のくせに、可愛くおしゃれなマリエに嫉妬するなどみっともないを通り越して、醜悪過ぎるわ。
何と言っても、シルビアーナにマリエが怯えている。
マリエも、あんなに怯えて、可哀想に………。
そう思ったから、俺は父上や母上が卒業のパーティー会場に来る前に、あのオークもどきのシルビアーナをダンジョンの最奥に捨てさせた。
幸いなことに、コリウスもあのシルビアーナが嫌いだ。
未来の宮廷魔術師長と名高いコリウスは、ある意味で俺のライバルだ。
あいつも、可愛いマリエを敬愛している。
だから、マリエをイジメるようなシルビアーナが大っ嫌いだ。
そして、騎士団長の息子であるエリオットも、俺のマリエを敬愛している。
だから、シルビアーナをダンジョンの最奥に廃棄することを決めた。
マリエをイジメるような、醜悪なオークもどきには、ダンジョンの最奥がお似合いだ。
幸いなことに、俺達の周りにいる近衛騎士達は、婚約者とされているシルビアーナに決定的な致命傷を与えるようなことさえしなければ、まず動かないからな。
その間に、コリウスの魔法陣でもって【強制転移】でダンジョンの最奥にでも廃棄してしまえばいい。
それも、救出などできないような場所に………。
と、言うことで、あのシルビアーナから皇太子妃を表現す、ネックレスとサークレットし、左右一対のブレスレットを剥ぎ取り、ダンジョンの最奥へと【強制転移】で跳ばした。
そこまでは良かったんだよ。
目障りで忌まわしい、婚約者を物理的に排除してスッキリした。
だが、その爽快感もほんのつかの間だった。
何故ならその直後に、あのシルビアーナの父親の激高の波動を浴びて、身動きができなくなってしまったからだ。
その直後に、父上と母上が側妃達を伴って現れた。
この時の俺は、シルビアーナの父親の|激怒で動かなかった|身体が、父上が来た安心感から動くようになったので、あの醜いオークもどきを排除したことを告げた。
だって、シルビアーナという存在が居なければ、俺はあんな不細工と婚姻する必要が無いと思った。
そう、居なくなれば、結婚しなくて済むと思っていた。
だと言うのに、父上は激怒して俺をぶん殴り、冷徹に廃嫡を告げた。
そして、何時もなら甘く優しい母上も、たかがオークもどきのシルビアーナをダンジョンの最奥に廃棄しただけで、なんの躊躇いもなく俺のことを見限った。
そして、俺はあのシルビアーナの本当の血統と身分と何故婚約者として据え置かれていたかを知った。




