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黒狐への嫁入り  作者: 弥生いつか


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第1話 散々な卒業式

「新城由貴!お前とは婚約破棄だ!」

「…は?」 


 黎明ヶ丘中等部卒業式。その壇上で私の幼馴染の早乙女辰雄が馬鹿をやり始めて、私の頭はフリーズした。


「お前最近生意気だぞ!高等部試験近付いてるから勉強しろと煩く言ったり、喧嘩やめろって言ったり、遊びに誘っても行かねーし!俺と違う高校に通うって言うし!俺を放って勉強ばっかりしてんじゃねーよ!」

「…ツッコミどころは沢山あるけど、そもそもお前とは付き合ってねーよ!」


 私の腹から出しツッコミに同級生からドッと笑い声を上げ始める。勉強しないどころか漫画の読み過ぎてここまで馬鹿になるとは思わなかった。


「煩い!兎も角婚約破棄だ!嫌だったら俺と同じ高校に通え!」

「か弱い花人が不良校に通えって新手の自殺教唆か、アレルギー大量発生起こす気か!兎に角絶交するって事で良いんだな!」

「おい!そこは俺に泣いて縋って俺と一緒の高校に通う所だろ!!」


 ゴォン!! 


 ここで漸く鬼人の体育教師が早乙女の頭上に、重たい拳骨をして黙らせる。マイク越しに拳骨が落ちる音が体育館中に響き渡った。


「えー…我が校の馬鹿がすいません。卒業式の続行します」


 そう言って気絶した早乙女の襟首を掴んで、壇上から退散する。


 先生と早乙女が居なくなった後も、あちこちで笑い声が響いて早乙女のせいで散々な卒業式になってしまった。

読切を削除しまして新たに書き始めましたレイスバースです、どうか評価よろしくお願いします

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