表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こんな世界で頑張れるもんか 〜今さら娘といわれてもねぇ、知らぬ存ぜぬでございます〜  作者: 与謝野竜胆


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/42

第四十二話

 公爵家に転移魔法で帰った私。

「ちちうえー」「マリア?」「マリアー」(父上号泣)

ガシッと抱き合う私と父上(父上ぐるじー)感動の再会を果たしました。

 話したいことや相談したいことはたくさんあれど、今は宿泊施設に帰らなければなりません。

2人のマスクマンが手当を終えて部屋に戻ってくるかもしれないから。彼らをほったらかしはできません。

 ダメだダメだ行かせないとギュウギュウ私をだきしめて反対する父上。やーめーてーぐるじーから父上。

「もう、一緒にいくしかない」とギュウギュウに抱きしめてくる父上を引き連れて転移魔法を発動しました。あら、ジョンさんもついて来ましたか。

 部屋には、木のサソリを蔓に変えて縛り上げて転がしている小太り銀魂太助似の男が、まだ床に転がっています。

 正気に戻った父上が「なんだ、このテッペンハゲの小太りは?」

「やっだー、父上たらテッペンハゲの小太りなんて、いくら悪人とはいえ失礼ですよ。この人は、小太り銀魂太助似の男ですよ。」と訂正しておきました。

 

 小太り銀魂太助似の男の通称名はGでしょうか?髪の毛の色で呼ぶならそうなるんですかね?

Gかぁ……(連想しますよね)

うん、彼にはお似合いかもしれませんね。


 まずGには魔法を使えなくなってもらわないといけませんね。無闇矢鱈と攻撃されても困りますから。

 そこで考えます。私の手首に嵌めてあった魔導具は灰にしてしまいました。作り直すことはできるかもだけど、気持ち的にやりたくないです。まったく嫌な思い出だ。

 考えてみると、あの魔導具も魔石が動力だった訳で、そうなると魔石に魔力を吸収させてGの魔法を使えなくすればよいということになる?できるのかな?

 う〜ん?どうしたらいいかなぁ?

魔石にGの魔力を吸収させるとする。それはできそうだな。

じゃあ、Gの魔力量を知らないといけないよね。魔力を吸収(放出)しすぎてはいけないんだった気がする。枯渇してはいけないんだよね?死活問題だった気がする。まだ死んだらダメだかんね。ちゃんと成敗されないとダメだかんねー。

 そうかぁ〜なるほどねぇ、そうなるとGの魔力量が知りたいよねぇと思ってGを眺めていたら、うほっほーい!なんと数値が見えたよー。しょぼい数値だな。

 いやいや、これはこれは、

前に父上が、マリアには想定外なことがありすぎて、もう父上は驚くことができない。と私に言っていたことがあったわね。そういうことなのね。

 できたらいいなぁて思っていたことができるようになる、しかも何回も起こるともう驚かなくなるね。アハハ

 それから私の能力は、できるにはできるけど完璧かと言われたら…ちょっと足りないんだよねぇ(残念)。というぐらいだから私には丁度いいのかなと思う。あまりにも完璧だと手に余ると思うし、恐ろしくもあるね。

 

 ちょっと脱線しちゃったね。

ということでGの魔力量がわかりました。なので、魔石を選んでGの魔力を吸収させます。貯まるばかりだと魔石が壊れてしまうから排出もさせますよ。循環、循環。

 知ってると思いますが、私マリアは身体の中から不要なものをポイポイ取り出すことができる人なんです(エッヘン!)

ということは身体の中に入れることもできるのかな?できるんですよねぇ〜。そうなるとやっちゃいますよねぇ。

 Gの身体の中に魔石を入れて、Gの魔力を吸収させて排出させます。身体の中には、魔石を収めるのに丁度いい具合の場所があります。そこに魔石を収めると排泄物と一緒に吸収した魔力も体外に排泄されます。いい感じじゃないですかぁ。

 起きた時に魔法が使えなくなったGはどうするんですかね?あんなに魔法が使える自分が素晴らしいと豪語していましたからねぇ。俺様と言ってましたね。今時いるんだな、自分を俺様という人。ハズいね。

 

 手当てを終えた2人のマスクマンが部屋に戻ってきましたよ。気の毒に身体のあっちこっちに包帯が巻かれています。そして、マスクが外れていて顔にも包帯が巻かれていました。どれだけ火傷をしたということでしょうか。(許さないからね、Gのヤツめ)

 私はGを指差した後に拳骨を落とすポーズをして、2人のマスクマンを指差して大きく丸を作ります。そして、父上に抱きついて抱っこしてもらいました。

 2人のマスクマンは、父上を見て驚いていました。私は父上の抱っこから降りて2人のところへ行き、2人の手を握ります。何かを察したのか2人が頷いて私を見て手を握り返してくれました。

 言葉が通じない不便さと何となく通じ合ってる?という間のもどかしさよ。


 遅い時間なので、今日はこのまま宿泊施設に泊まることにしました。

 起きかけたGには睡眠薬を盛りました。何でも入る収納袋は便利です。いや今回は、私は持っていなかったので父上から拝借です。

 公爵家に帰るにしてもGと2人のマスクマン(もうマスクマンじゃなくて包帯マンだけど)を連れて転移魔法は使えないから馬車か馬の手配が必要になりますね。父上がこの土地の領主に手配を依頼してくれました。

 蜂型睡眠薬が各地で広まってきていて(へぇ〜)、魔物討伐が随分楽になってきていると感謝されているらしい。公爵家への協力は惜しまないと快諾してもらえたそうだ。(やったね!)

 

 私、連れ去られてから心がヨワヨワしていたんだよね。魔法が使えないってわかった時のショック。

 常々、魔法に頼ってばかりじゃダメだ!なんて思っていたのにさ。いざ使えないと不安、焦り、恐怖に支配されてちゃったね。シオシオになっていました。

 Gのことは絶対に許せないけど、Gへの怒りが私を強くあろうとさせてくれたね。冷静に対応できる思考が蘇りました。

 2人のマスクマンにも感謝だよね。あんなに私を甲斐甲斐しくお世話してくれたから身体が弱らずにいたんだよね。だからGと戦うことができたんだよ。


 公爵家に帰ったら、ジャックとその他のあんた達私を敵に回したわねの一味に思い知らせてやらないといけません。

 他国も関わっているみたいだから、国と国とのぶつかり合いになるのかしら?物騒だわね。王弟を頑張らせないといけないかしら。

 ただただ穏便に済ませるとかしないからね。

私はやるからには楽しく大反撃をしたいワケです!!

評価やブクマ登録をしていただいて、ありがとうございます!

リアクション、嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
王弟から王宮へ行き陛下に会ってほしいとお願いされて王宮の父上の執務室で待機中に拉致されたんだから王弟は容疑者側じゃないのか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ