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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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229/229

229.Mission No.022 魔界探訪(13)

「皇帝陛下、現在、魔界初代皇帝の勉強をしておりまして、

 この宮殿を題材にしてその歴史を学んでいます。

 つきましては、宮殿の立ち入り調査の許可を頂きたいのですが。

 宜しいでしょうか?」


「初代皇帝の墳墓の調査だろ、この宮殿には無いと結論が出ている」


「いえ、別の観点から調査をしておりまして、

 墳墓ではなく、初代皇帝による魔界創造を調査しております」


「魔界創造とは、初代皇帝伝説のひとつなのだろ、

 ロマンはあるかもしれないが、・・」


「実は、それに関係して重要な話があります。人払いをお願いします」


 人払いじゃなくて悪魔祓いだったかな? 違うか・・


「それほどの事か?」


「もちろんです」


「よし、皆外に・・」


「皇帝、その様な戯言に耳を貸す必要はありません」


横槍が入った


「そうだな、重要な事ならここにいるものが聞くべきだ」


「恐れながら、皇帝のみにしか話せません・・」


シミュレーション結果を皆に話すのは駄目だろうと思う


「・・そのうえで必要と判断したのであれば、情報を共有していただければと思います」


「わかった、皆外に出よ」


ぞろぞろと出ていくが、何らかのスキルで会話を盗聴されるかもしれない


「皇帝、遮音しても宜しいですか?」


「許す」


遮音の結界を張った


この遮音結界外の声は聞こえる。 結界が張られたことで外がざわついているようだ

早めに終わらせよう。


「皇帝、今のままでは魔界は消える可能性があります。

 魔界の者が人間界に落ちたり、その逆の事象はこの魔界が安定しなくなってきた可能性があります。

 その信憑性を確かめるために、初代皇帝の墳墓といいますか魔界の制御ルームに行く必要があるのです」


「その魔界の制御ルームというのは何だ?」


「初代皇帝が魔界を創造した時に使われたものです。

 その時の惑星系のパラメータを設定するのに用いたはずです」


「どうしてお前がそれを知っている?」


「私にも条件が揃えば作れるからです。

 現在はシミュレーターしか扱えませんが・・・」


「それでどうやって探すつもりなのだ?」


「制御ルームへ繋がる転移門があるのではないかと考えています。

 惑星上の何処にでも存在し得ますが、宮殿内にある可能性が高いと思います」


「転移門か・・どのようなものだ?」


「それはまだ分かりませんが、これから探そうと思います」


「わかった、確実な危険性ではないから人払いをしたのだな。

 根拠のない噂が広まっては悪い影響も出るだろう。

 ここはロマンを求めた魔王伯の戯れとして調査を許可しよう」


結界を解いた・・説明って難しい


ぞろぞろ皆戻ってきた


「ロマンを追う魔王伯の熱意に負けた。宮殿内の調査を許可する事にした。

 皆、協力するように」


ふぅ〜 これで堂々と宮殿内の調査を行うことが出来る様になった。


「我も同行してよいか?」


えっ?皇帝も来るの? 自由に調査できるんじゃないの? 


「おれも行く」


ベルゼブブまで来るの?


と言う事で、俺とミューゼンとルシファー皇帝とベルゼブブの4名。

『魔王伯調査隊』なるものが調査隊が結成されてしまった。


これだけ揃っていれば邪魔は入らないだろう・・・やりにくいけど・・


勝手に隠れて調査したほうが良かったかな?

でもそうすると魔界の危険性が明らかになった時にバレてしまうから、これでいいか。


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