200.Mission No.019 スカウト(6)
ようやくep200まで来ました
「出来たら封印を解いてもらえないだろうか」
うーん、個人的には良いんだけどね、そんな事して良いのかな?
でもまあ今までに散々やってきていて、今更悩むというのも変だな。
「封印を解いた後は?」
「好きにしてくれて良い」
いや、好きにするってね、放逐するわけにはいかないから・・・お持ち帰り?
うーーーん、
「報酬は?」
「1000万ドル払おう」
言ってみるものだ
「引き受けた」
『師匠、いつもの通りやるよっ』
『お主も好きだなぁ、そんなに戦力を集めてどうする』
『封印されているものが可哀想だなって思って』
『封印されている奴はそれなりの事をしたんだじゃろうと思うが』
『今更だからね』
『今更じゃな、やるか』
『やります』
いつものように、師匠が封印をこじ開けて隙間を作る。
『封印されし者、外に出たければ俺と契約しろ』
『眠い』
『もう何百年も寝てるだろ、そろそろ起きたらどうだ?』
『俺は白沢だ、もう魑魅魍魎のたぐいはこの世界におるまい、わしゃぁ疲れた』
『白沢様と言うことは異形者達の封印に関わった方ですか』
『よく知っておるの、そういう事で、じゃあな』
『その封印が弱まってきていることを知っておられますか?
神獣の封印も解けかかっていて俺が契約して解放しました。
それ以外の魑魅魍魎もそのうち自然に封印が解けてしまいませんか?』
『なに、2〜3000年は保つじゃろ』
『じゃあそろそろじゃないんですか』
『その前に神獣達が封印から解ける・・・解けかかっておったのか・・
仕方がない、契約しよう』
白沢が姿を表すと同時にその知識が流れ込んできた。
白沢は人面山羊みたいな姿だ。ちょっときしょい。
白沢などの神獣が集まって、人類の発展を願ってこの世の異形の者達を封印した後、自分たちも封印して、封印が解けた時に備えたのだそうだ。
・・・どうやって目覚めるつもりだったのだろう?
「おおっ、はくたく(白沢)様、徳のある為政者のもとに現れるという・・・」
“徳” じゃなくて “得” だけどね、
“為政者”・・まあ国王だしね・・
“現れた” というより “引き出した” んだけどね。
白沢にあやかろうと報酬は2000万ドルに引き上げられた。 やはり“徳”ではなく“得”があったな。
『お主、神獣をからだにぺたぺた貼りおって・・・なんのつもりじゃ?』
『彼等は俺の仲間だからね』
『儂もっ』
と言って、眼鏡に変身してちゃっかり装着させられた。
白沢眼鏡はすごい・・・いわゆる鑑定眼鏡みたいだ、見たものの情報が流れ込んでくる。
『どんなもんじゃ』
ちょっとお調子者の雰囲気を感じた。
報酬は現金相当の金塊で準備された・・・現物主義の様だ、白沢にあやかるのに口座振り込みでは味気なさすぎるからというのもある
俺は報酬を受け取るとアイテムボックスに収納し、候補生と隠れた覚醒者を連れて屋敷を後にしようとした。
2000万ドル、日本円にして32億円弱、約110キロの金塊、ポケットに入れて持っていけるわけがない。
お札でもおんなじだけどね。・・ポケットには入らない。
帰りの車に乗り込むと、リンも乗り込んできた。
「私も一緒に行っていい? もう我が家は封印のガーディアンから解き放たれたの・・私は自由よ」
何を言っているかわからない、仲間になるってこと?




