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ダンジョンに潜る㊵



文章力が無いので、もしかしたら読み辛い部分もあるかも知れません。また「紀州弁」を意識して書いたので見苦しい所もあるとは思いますがご了承ください。あえて主観「紀州弁」を設定しました。




 ••✼••【㊵】••✼••



『石像が微笑んだ!』




「この、バカタレが━━━っ!!」


 ブォン!!


「うをわっ!? 危ないなゴラァ!!」


「「仁美さん!!」」



 石像は、いきなり右手に持っていた殴り杖で殴り掛かって来た!

 仁美は、咄嗟に交わした!!



「ちょおっ!! あっぶないなあもおっ!!

 王子様やったら、何やっても構へんのんかい!?」


「ふぉっふぉっふぉっ! なかなかやるのお、お嬢さん?」


「お嬢さん言うな!!」


「もう1発、食らわすか!!」


「当たらなければ、どうと言う事はない!」


「「ははは・・・シャアかよ(汗)」」


「それより、やっとワシの事を『王子様』って呼んでくれたな?」


「って、王子様なんやろ?」


「ふふん! そういう事だ ワシは・・・」



 そんなこんなで、王子様と自称する石像は、これまでの自分が今なぜココに石像として立つ事になったのか話し始めた。

 ・・・が、大した話しではなかったが、ちょっとした歴史を感じた。

 ほとんど信じられない話しだったが、凡そよな話しは、こうだった。



 むかしむかし、まだこの地にダンジョンが無かった頃、王権を失った王子様の一族は、この日本へと亡命。

 国はもう覚えていないとのこと。

 忘れたいほどに辛かったのだろうと推測できる。

 1000年近く前の話しだ。覚えていないのも、無理は無いのか。


 ところが、その頃の日本はまだ平安時代。

 今現在だから、『平安時代』と呼ぶ訳であり、当時はそんな名で呼んでいた訳では無い。

 なにせ、仁美達が元王子様からの話しを聞いて、おそらく『平安時代』の事を話しているのだろうと推測しただけに過ぎない。

 だが、仮に平安時代だったとしても、名前からして平和そうなイメージを受けそうだが、実際はまったくそうではなく、天皇や貴族が世の中心的政治体制なのだが、段々と武士が力を持ち始めてくる。

 そうなると、斬った!斬られた!なんて話しはわんさか出てくる訳で、『平安時代』なんて呼ばれてはいるが、実際はとても平安なんて呼べたもんじゃなかったと言う。

 鎌倉時代が始まるのだから、武家政権となるのは仕方ない。

 その頃に日本へやって来た元王子様は、元王や元王妃を喪うと、残された部下達と共に地下へ逃げるしかなかったと言う。

 だが結局は、元王子様1人だけが生き残ったらしい。

 ボーン・ナイト達は、おそらく元王子様と共にやって来た部下達なのかも知れないと思った。

 そんなボーン・ナイト達も、今ではダンジョンと一体化してしまい、倒したとしてもまた湧いてくるとか。

 そして今の今まで、こうして地下でひっそりと過ごしていたのだが、何時しかどっぷり眠りについていたら、もう数百年もこうしていたせいかしら、お地蔵様みたいな姿の石像に変わってしまったのだそうだ。

 この地に豊富に滞留する魔力に晒され、身体が変質化。

 元王子様は、ゴーレムに変身してしまったのだ。

 つまり、魔物化したのだった。


 ま、ただ、それだけの話しだ。

 なにせ、目が覚めて数年後は、暇で暇で退屈で退屈で仕方がない日々だったが、どうやら今自分が居る場所がダンジョン化してしまっていたらしいと理解した頃にはモンスター達も生まれて賑やかに⋯騒がしくなったらしい。

 今となっては、王子達が先なのか、ダンジョンが先なのか分からないと言う。

 そうしている内に、ダンジョンの上にアパートが建てられ、そして今に至る。。。


 なんて言う話しだった。



「ふうん・・・なんか良く分からへんけと壮絶やな?」


「ですね 時の長さが・・・」


「うんうん」


「とにかく! お前達のお陰で、ワシは動けるようになった!

 こんなに嬉しい事はない!

 元仲間達には、何時でも会えるから・・・」


「「「アムロかい!!」」」


「アンタ絶対に、地上に出た事あるやろ!

 アニメに詳しいのがその証拠やわ!!」


「舐めるなよ! ワシがただの石像でないところをみせてやる!」


「見事だな! しかし元王子・・・

 自分の力で勝ったのではないぞ!

 そのゴーレム化した身体のお陰だと言う事を忘れるな!」


「負け惜しみを!!」


「「もういいから!!」」



 なんにせよ、仁美達は元王子様のゴーレムに気に入られたようだ。



「んで? 出口は何処なんや?」


「なんじゃ、もう行ってしまうのか?」


「俺らは、遊びに来たんとちゃうんじゃよ」


「うむ? では、何をしに来たんじゃ?」


「このダンジョンの調査みたいなもんでしょうか?」


「そうですね! 私らは、このダンジョンの上にあるアパートに住んでるんです!」


「ほお? なら、時々遊びに来れるんじゃな?」


「え? まあ・・・そうかな」



 なんとなく、元王子が可哀想になってきた。

 ずっとこんな所で1人だけで。

 ところが・・・



「なあ、もう少し遊んでいかんかい?」


「「「はあ?」」」



 元王子のゴーレムは、こんな遊びを提案してきた。



 そのまま、⑧へ進む。




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