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【ぷろろーぐ】
シリアスっぽく始まりますが、題名にご注目くだされ
とある国で王位継承権を巡り、醜い諍いが起こりました。
理不尽な、いわれなき暴力で命を奪われていく王子達。
ある女性は苦汁の決断を下します。
――命があれば、また必ず会えるでしょう
「兄上!城を出て行かれるとは本当ですかっ!?」
「うん。ごめんな?もう剣の稽古も一緒に出来なくなる……」
醜い権力争いは、仲睦まじい兄弟の絆をも引き裂こうとしていました。
彼らは腹違いの兄弟。
兄は側室の子。
対する弟は王妃の子。
――そう……
王子達の命が奪われる裏には、息子を溺愛する母の……王妃の影が見え隠れしていたのです。
息子の命の危機を悟った兄王子の母が下した決断は継承権の放棄でした。
しかし、それだけでは命の保証がされたとは言えず。
とある貴族の養子として、城を去る事になりました。
「またいつか、必ず会えるから」
「兄上ッ!!!」
弟は兄の乗る馬車が見えなくなっても、手を振り続けたのでした。
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