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それでも まだ
元気に返事をする小さな額に手をのばせば、いつもよりもまた、熱があがっているようだ。
「・・・ハウアー、また少し、熱があがったかい?」
「あ、あつがりだから、です」
「・・・苦しかったら、そう言っていいんだよ?」
「・・・言うと、ホーリーさまが、おこって、寝てろっていうから、やです・・・」
「でも、」
「起きて、馬の世話をして、せんたくして、そうじするのが好きです。ホーリーさまと、ご飯、いっしょに食べれるし、うれしいです」
「・・・・そっか」
「はい!ジャックさまともいっしょに食べたいです」
「じゃあ、今日は食事して帰ろうかな」
やったあ!ととびあがるハウアーは、完全に『こども』だ。
それでもまだ、城の中のことはやっているし、ホーリーのしたくもすべてハウアーがやる。
クアットの最後を見届けてから、ジャックは天の目から一度だけ呼び出された。




