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それから、シャールさんはすごく無口になった。
なんか、まずいこといったのかな。
唐揚げなんか出したから、食いしん坊っていわれたような気がしたのかな。
でも、ぼくはよく食べるシャールさんが健康的で好きなんだけどな。
茶色と茶白を回収して、ゲートで家に帰る。
昼からはニャーニャさんとの約束があるから、そんなにゆっくりしていられない。
ニャーニャさんはミーニャ教のトップになったからいろいろ忙しいらしい。
それでも、なぜか町のミーニャ教の大神殿に戻ることは考えていないみたいだ。
なぜか、ここに残ることに固執している。
やっぱ、猫たちと離れたくないんだろうな…
早く教皇の後任者を探して、あとを任せたいらしい。
第一候補はあの王様についていたイケメン執行官。
あの人も元はミーニャ教の人だったらしい。
でも、有能すぎて教皇に追い出されたらしい。
第二候補はミニューさん。
ニャーニャやシャールと仲がいいし、なかなか外交能力があるらしい。
それに王様や教団からも距離があり、中立の立場だ。
他にも教皇派の人もいるらしいけど、まあ…ないな…
あと、ぼくがミーニャ教を治めるなんてのもある。
教義とか知らないし、教皇なんてまっぴらごめんだ。
ぼくは、猫と一緒に暮らせればいいんだ。
それだけなら狩りや武器の修理とかで十分にやっていける。
冒険者登録もあるしね。
帰ってお昼をしてから、ニャーニャさんと出かける。
ゲートで送ってあげるっていう感じかな。
今回はミケとシロを連れて行く。
ミケは僕の護衛、シロは前に約束したスラムの浄化をしてくれるらしい。
麻薬っていうのも本当は毒のわけだから、毒消しみたいなイメージか。
ついでに、病気の治療とかもするってことで、大教会にはすごい人が集まっているらしい。
そんな人数大丈夫かな?
「やっぱ、宗教の信者を増やすのは奇跡を起こすことでしょ」
シロはすました顔で言うけど、魔力とか…
あっ、猫たちの魔力って底なしだった。
「奇跡を起こしたら、もうわたしたちに逆らえる人はいなくなるわ。
山賊の件も相当に一人歩きしているみたいだし…
今日、ここにいる人たちがニャニャーの力を広めてくれるの。
そして、口伝てっていうのはね。
尾ひれがついてとんでもない大きな話になるの。
わかる?」
シロはクロ並に頭のいい猫だ。
山賊の件みたいなやりすぎはあるけど、まさかそれも考えてってっこと?
まあ、それはないな。シロってすごい気分屋だし…
ニャーニャさんの準備が終わったみたいなので、ぼくはピンクのドアを出して、町の門の近くを思い浮かべた。




