表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第一部 猫に引かれて異世界へ
9/939

09

 どうなった???

 トラは大丈夫なのか???


 そう思う僕の目の前で、鳥がズルズルと引きずられるように動き出す。


 その鳥の羽毛の間から、トラが顔を出す。


「とりさん、つかまえたよ」

 トラがぼくの足元に擦り寄ってきて、頭をなでてっていうように首をひねる…

 ぼくは屈んで、トラの頭を撫でる…


『なでなで が LV2になった』


 えっ、レベルがあがるのかよ。


「ほら、だいじょうぶだろ」

 クロがぼくの前に来て言う。

「とりあえず、猫袋を開いて」

 クロの指示にぼくはウィンドウを開く…

 その中から猫袋を開いてみる。


 猫袋に目の前の巨大な鳥を入れる…

 袋の中に「大鷹」という表示が増える…


『猫袋 が LV2になった』

 これもレベルアップ…使えなそうな能力だけアップしている。


「猫袋はなんでもいれられるの。

 それから袋の中では時間が止まる…

 便利でしょ。

 ごはんもたくさん入るの」

 得意そうにミケが言う。

 たぶん、この能力はミケにもらったもの…

 食いしん坊のミケのため、みたいな能力。


 そこにまたズルズルとなにかが引きずられてくる…

 ブチがカエルを引きずっている…

 そのカエルはブチの10倍以上ある…

 化物ガエルだ。

 この世界の動物は、なんか巨大化するみたいだ。


「これもいれといて」

 ミケに言われて、袋にしまう。


『猫袋 が LV3になった』

 簡単に上がるレベル…

 でも、あんまり意味がない…


 とりあえず、ごはんの時間じゃない…

「いくぞっ」

 ぼくは神殿に向けて進む。猫たちはししっぽを立ててぼくの後ろをついてくるのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ