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猫にひかれて異世界生活  作者: PYON48
第2部 猫に引かれてリア充生活???

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07

「教皇さま、なにか言いたいことはありますか?」

 執行官は冷たく言う。


「わたしは…

 嵌められたんだ」

 教皇はまだ悪あがきをする。


 クロの考えはこういうことだったんだ。

 あの教皇とか言うおっさんを失脚させて、ニャーニャを代行にすれば、ここに住める。

 この場所は普通の場所じゃない。前の神官の遺跡が残されているのだ。

 その遺跡は日本語が読める僕にしか読めないのだ。


 それにしても…

 そこまで、考えてたのか。

 ほんとうにクロは長靴を履いた猫だ。

 知恵で飼い主を王子にしたあの物語の猫みたいだ。


「ゆっくりと話を聞きましょう」

 執行官は、教皇を引き立て連れて行く。

 もう、これであのおっさんも終わりだろう。


「見苦しいところをお見せしました」

 王様があたまを下げる。


「いえ…」


「それでは、ニャーニャが教皇代行となります。

 ここに住んでいただけるようです」


 ニャーニャは王様の言葉にうなづく。


「ありがとうございます」


「それから…」

 王女が王様の耳元でなにか言う。

「もしよろしければ、このカルニャ姫を神官様に嫁がせたいと思うのですが、どうでしょう」


「えっ?」


「王家とミーニャ教のため、バーミリオンのため。たいへん良いことだと思いませんか」


「いえ、あの」


「姫も今日、神官さまとお会いして、是非にとのことです」

 

 カルニャ姫を見ると、顔を赤くして目を伏せる。

 なにかの陰謀?


「姫も来年は15歳、来年にでも婚礼をあげるというのはどうでしょう?」


 いきなりそんなこと言われても…


「まあ、考えておいてください」


「あの、お父様。わたし、それまでここで神官さまと暮らします。

 いいでしょ」

 トラを抱いたまま、僕のとなりにくるカルニャ姫。

 クロとシロが僕たちを見上げて、嬉しそうに目を細めた。

 

この休みは猫と遊んできます。

更新は休み明けに再開します。

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