幕間04 教皇ゴロゴ2世
教皇室の本棚をずらすと地下への階段が現れる。
ここは、わたししか知らない部屋です。
ここを作った大工も、眠ってもらいました。
それくらい、教皇という立場には秘密が必要なんですよ。
そうでないと、こんな弱小宗教がここまで持つわけがありません。
宗教というものは、純粋な部分だけでは成り立ちません。
表だけでなく裏の部分も必要なのです。
ニャニャーと神官が現れたのですが、逆に彼らにミーニャ教を任せると、ミーニャ教は滅びるでしょう。
なぜなら、ミーニャ教はニャニャーさまが興したものではないのです。
あくまで、神官さまが殺されてから作られたものなのです。
祟り神となったニャニャーを鎮めるための宗教なのです。
祟り神の存在は、この宗教の崩壊を意味します。
だから、わたしがニャニャーなんて獣風情を使役して、世界を支配しましょう。
それだけが、ミーニャ教の生きる道です。
世界に広がるか、滅びるかです。
デッドオアアライブです。
そのためには、金が必要です。
暗殺者をやとって、神官を殺させましょう。
それから、その罪を王に擦り付けましょう。
わたしはニャニャーにそれを教え、涙ながらにその復讐を助けるのです。
そうすれば、バカな獣はわたしの操り人形となるでしょう。
その後、帝国や共和国にニャニャーを送り込むのです。
わたしは自分の保身のためにこんなことを言ってるのではありません。
この暗黒の世界に平和をもたらすためです。
そう…
民が安心して暮らせる平和な時代…
それを私が作るのです。
それがこの時代に生まれたわたしの使命なのです。
とりあえず、わたしの貯めた金貨を持ち出しましょう。
たしか10000枚はあるはずです。
それから、わたしのサイドビジネス…
麻薬も持ち出しましょうか。
国もまさかわたしが麻薬の元締めだなんて思っていないでしょう。
これも、あくまで民のためなのです。
わたしが世界を手に入れれば、みんなが幸せになれるのです。
わたしは、目の前に金貨と麻薬を積み上げ、高らかに笑った。




