幕間01 教皇ゴロゴ2世
やばい、やばい、やばい
あいつらは本当にニャニャーだったんです。
山賊が一瞬で全滅だって…
伝説の力は本当だったんです。
これは…本当にまずいです。
わたしは奴らに攻撃までしてしまいました。
わたしの最大の攻撃を、鼻で笑ってキャンセルされてしまったのです。
それだけでなく、あのシャールの動き。
たしかに天才剣士として名高い少女でした。
ただ、あの時の動き…
あのニャニャーが教えたんでしょうか?
軽く3人の猫剣士をいなすなんて…
以前の彼女ではありません。
もう、彼らに何を言っても言い逃れられないでしょう。
これは逃げるしかありません。
亡命するなら、共和国ですかね。
とんでもない魔導の力をもった国です。
過去のニャニャーの時代にはなかった技術革新がありました。
それで、空を飛ぶ船を作った国です。
とりあえず、いままでに貯めたものを持って、逃げるのです。
そうでないと、あの山賊団と同じになってしまう。
本当に地獄だったらしいです。
空からあらゆる災厄が降り注いで…
200人のうち、生きているのが20人足らずだったとのことです。
しかし、なぜ、わたしは助かったんでしょう。
あの時、魔法は消されるし、騎士団は相手にもなりませんでした。
あの場で殺されても文句なかったはずです。
その答えは、あの神官にあると思いますね。
あの男はただのバカ…
そう考えると、わたしにも付け込む隙はありそうです。
あれをなんとかすれば、あとはニャニャーだけ…
バカな獣風情だけです。
そして、その力を手に入れれば…
わたしが世界を征服できる。
とりあえず、逃げることです。
本当にこの世界はバカで溢れている。
教皇は笑いながら、つぎの陰謀のための準備を始めた。




